今月8日に初日を迎える大相撲九州場所(福岡国際センター)。3場所連続で休場していた横綱・豊昇龍(立浪部屋)の復帰が明らかになり相撲ファンの間では期待と心配が入り交じっている─。
大相撲九州場所で正念場の横綱・豊昇龍
豊昇龍は右膝の手術を経ての再起となるが、「成績次第では進退問題に?」との見方も浮上している。また、「術後わずか3か月での復帰はリスクが高すぎやしないかと思ってしまいます」「相当な覚悟を持って出てくるんだと思う」と横綱の覚悟と怪我の心配も相次いだ。
「豊昇龍は名古屋場所千秋楽の翌日にあたる7月27日、都内の病院で『手術しなければ復帰に1年かかると言われた』と、同月に靱帯修復のための手術を受けています。横綱在位10場所のうち5度目の休場と長期離脱の影響もあり、本人も“精神的な落ち込みがひどい”と苦しい日々が続いていたようです」(相撲ライター)
今回の九州場所は横綱昇進後11場所目にあたるが、豊昇龍はまだ一度も優勝を果たしていない。1958年以降に横綱へ昇進した力士のうち、昇進後に優勝がないのは豊昇龍と、かつての双羽黒、3代目若乃花らが並ぶ。
立浪親方が言及していた豊昇龍の進退
9月秋場所の休場が決まった際、師匠の立浪親方は「力を出せる状態に持っていけなかった(中略)次に出る時にはもう優勝する状態で出したい」と厳しい見通しに言及していた。そして進退についても「次ダメならそういう話も出てしまう。(豊昇龍に)名古屋の時から話している」とコメントしていることから、九州場所の豊昇龍はまさに進退をかけた場所になるだろう。
「10月、豊昇龍は長野県松本市で行われた秋巡業に合流し調整を行っています。ぶつかり稽古では横綱・大の里に胸を出し、怪我の様子も良くなっているようでした。
その横綱・大の里は9月の秋場所で1年ぶりの復活優勝を果たし、2場所連続優勝を目指し初日に難敵の小結・義ノ富士を迎えます。さらに秋場所で優勝を争った大関・安青錦の勢いも注目され、九州場所は見どころ満載ですね」(前出・相撲ライター)
復帰の豊昇龍は初日に沖縄出身初の新小結・美ノ海(木瀬部屋)、2日目は東前頭筆頭・朝乃山(高砂部屋)との取り組みが決定している。進退がささやかれるほどの正念場であることは間違いないが、土俵に戻ってくる横綱の姿を多くのファンが楽しみに待っている─。
