11月5日、フジテレビはドラマ制作でAIを活用する実験場「AI Sandbox(AIサンドボックス)」を湾岸スタジオに設置し、本格運用を進めていると発表。ネット上ではさまざまな反応が寄せられている。
『救命病棟24時』ではすでにAIを導入
同局では7月の組織変更に伴い、デジタル戦略統括室内に「AIセンター」を新設。9月から「AI Sandbox」の運用を開始し、ドラマの制作スタッフや技術スタッフ、AI関連企業などが連携しながら制作現場での活用方法を検証している。
「すでに、現在放送中の『救命病棟24時』をはじめ複数のドラマでAIが導入されており、医療シーンの映像処理や事故現場の表現などに活用されているようです。
一部の工程では、従来の手法に比べて作業工数を最大で70~80%削減できたといい、2027年10月をめどに、同局が制作するすべてのドラマでAIを活用できる体制を目指しているとのことです」(ITジャーナリスト)
こうしたフジテレビの方針に対し、ネット上では「AI活用といってもそれをコストカットに全振りしそう」「利益追求のためこういった経費削減は既定路線だったんでしょうね」「効率は上がったとしても作品を愛せるかどうかは別だよね」「AI作品のドラマならわざわざテレビで観なくてもいいかな」といった声が寄せられている。
“再放送”と過去作の復活続きで批判の声
一方、最近のフジテレビをめぐっては、過去のドラマや映像の再活用が目立っていることも指摘されている。
「10月31日に放送された『ほんとにあった怖い話 秋の特別編2026』では、全7本のエピソードのうち新作は乃木坂46の井上和さん主演の『隣人』のみ。残る6本は過去のエピソードの“再放送”でした。土曜21時からの2時間特番にもかかわらず、新作が1本にとどまったことにネット上では《視聴者を舐めてるのか?》といった不満の声も上がり、物議を醸しています」(テレビ誌ライター)
さらに、過去映像の再活用にとどまらず、往年の人気ドラマを復活させる動きも加速。7月には『GTO』が28年ぶりに連続ドラマとして復活したほか、10月期からは『救命病棟24時』も13年ぶりに新シリーズがスタート。2027年には『ウォーターボーイズ』の新作も予定されている。
こうした状況に、SNS上では「過去作の再利用をフジがやるのはかなり恥ずかしいと思う」「新しいことがもうできない古い局なのかな…」「過去の栄光にしがみつくことに必死で思考止めたの?」「手抜きでしかないでしょ」といった厳しい声も。
AIによる制作の効率化を進める一方、過去作の再放送やリメイクも目立つフジテレビ。新たな作品を生み出す局としての姿勢が問われている。
