NHK連続テレビ小説『ブラッサム』(NHK)。主人公を演じる石橋静河の髪型がついに変わった。物語の進行とともにイメチェンを果たしたヒロインの姿に、視聴者からは安堵の声が漏れている。
石橋静河の“束髪”に違和感
9月28日に放送がスタートした本作は、明治から昭和にかけて激動の時代を生きた作家・宇野千代さんをモデルにした物語だ。山口・岩国に生まれ、幼い頃から読書が好きだった主人公・珠が、さまざまな困難に直面し悩みながらも、“書くこと”を通して自身の道を切り開いていく姿が丁寧に描かれている。
父・清治役を渡部篤郎、継母・リョウ役を国仲涼子が務め、さらに老年期の珠を加賀まりこが演じるなど、実力派が揃った豪華なキャスト陣も放送前から大きな話題を呼んでいた。
しかし、いざ放送が開始されるやいなや、視聴者の視線は重厚なストーリーよりも主人公の“頭”に釘付けになってしまったよう。ネット上では、「頭が長く見えてかわいそう」「髪型が壊滅的に似合ってないんだが……」といった声が続出したのだ。
「珠がしていたのは、前髪をふっくらと高く膨らませた“束髪”という明治時代の女学生に流行した髪型。当時は最先端のスタイルでしたが、前髪の立ち上がりで頭頂部が大きく見えがちになります。石橋さんの面長な印象も相まって、違和感を覚える視聴者が続出したのでしょう」(テレビ誌ライター)
新たな“耳隠し”スタイルが大好評
実はこの物議を醸した髪型は、制作サイドが“あえて”演出したものだったという。
9月22日放送の宣伝番組で、人物デザイン監修を務めたメイクアップアーティストのUDA氏は、岩国での女学生時代のビジュアルを検討するなかで「歪みこそ人の美しさ」とコメント。その“歪み”を表現するため、主人公である珠の髪型を少し大きめに、そして周囲の女学生は少し小さめにセットして、違いを際立たせたというのだ。UDA氏は「その違和感が、ある種の歪みと感じ取っていただけたらおもしろい」としている。
そんな中、11月4日の放送回でようやく石橋の髪型が変化。大正モダンで落ち着いた洋髪にガラリと変更されたのだ。
「新しく披露されたのは、サイドの髪で耳を覆い隠す“耳隠し”と呼ばれるスタイルと思われます。大正時代から昭和初期に流行した髪型で、レトロな上品さがあり、ようやく石橋さんの美しさが引き立つスタイリングになりました」(ファッションライター)
この待望のイメチェンに、ネット上では「珠ちゃん、着物の襟も柄付きになってるし、髪型も耳隠しっぽくてすごく良い」「上に伸びていた髪型からようやく変わったね。普通の見た目になって安心した」「ストーリーには気になる点もあるけれど、珠さまが五代目圓楽みたいな髪型をやめてくれたことは素直に喜びたい」と安堵する声があふれている。
ヒロインのビジュアルは、毎日顔を見る視聴者にとって重要な要素。違和感から解き放たれた『ブラッサム』が、今後どのような盛り上がりを見せてくれるのか期待したい。
