◆毎日1分でOK。腰ひねり体操のススメ

 女性の悩みを解決するプロ、婦人科医で成城松村クリニック院長の松村圭子先生が身体のためにやっている習慣は?

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「特に肩こりや腰痛に悩むこともなく、運動らしい運動はしていませんね。ただ以前、腸の検査を受けたときに、その先生から"腸が人よりねじれていて、カメラを入れて検査するのは怖い"と言われたことがありました。それ以来、左右交互に腰をひねる体操を毎日1分間だけ、行うようにしています」

 この体操を行うと、ねじれたり折れ曲がったりしている腸がほぐれ、便の通りがスムーズになるんだとか。

「"運動するぞ!"と、気合を入れてやることなんて絶対、毎日続きませんよね。だから、自分ができる範囲内で、ふだんの生活に取り入れられるようなことを行っています」

◆すき間時間を活用女医愛用の健康道具

 自分の健康にも気を配りたいけれど、なかなか時間がとれない松村先生は、

「勤務中は移動距離が短いので仕事中にはいているサンダルは負荷がかかるものにしています。つま先のほうが高くなっている逆傾斜で、ふくらはぎに力が入るんです。階段はけっこう大変です」

 ほかに活性酸素を除去する水素水を飲んだり、姿勢をよくするクッションを使っているそう。

「道具ではないけれど、愛犬と一緒にいることも大切。精神衛生もクリーンにしたいですから。気持ちが和らいでリセットできますよ」

◆"腸内フローラ"を毎日育てるべし!

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 最近話題の"腸内フローラ"って、いったい何?

「腸の中には善玉菌、日和見菌、悪玉菌という菌がいて、それがお花畑のように広がっているのです。菌は100種類、100兆個いると言われていましたが、実際にはもっと多いのではないかと考えられているほど。お腹にいる菌の構成は、遺伝や生活環境によって各人で違います」

 太りやすい、やせやすいなどの体質や免疫力は腸内フローラが関係しているという。腸内フローラをいい状態に整えるには、どうしたらいいの?

「納豆を食べて。納豆菌は胃酸で死滅しないので、腸へそのまま届きます。食物繊維も豊富で、イソフラボンたっぷり。私は毎日食べています」