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 文化庁が発表した『平成26年度 国語に関する世論調査』で、日本語の乱れを感じていると答えた人はおよそ7割。なかでも”見たことがある言葉”を正しいシチュエーションで使えない人が増えているという。今回はそんな赤っ恥エピソードをご紹介。

・煮詰まったせいで記念日は延期に

「自営業のため、自宅作業の多い夫。その日は結婚記念日で、前々から夫婦で少しフンパツしてディナーに出かける予定でした。そんな日でも仕事はあって、仕事部屋にこもりきりの夫。

 お店の予約や、お化粧、髪のセット、子どもたちのごはんの用意……と私も忙しく、小学生の息子に夫と私の伝書鳩をさせていたのですが、”お父さん、何だって?”と聞くと、”うん、煮詰まったって言ってたよ!”と聞いてから、はや1時間。

 いっこうに出てくる気配がありません。しびれを切らして部屋をのぞくと、夫の側には大量の書類が! 本当は”行き詰まった”という意味で伝えていたみたいで、外食は後日に延期になりました」(31歳・主婦)

・義母の料理はフツーの味です

「夫の都合がつかず、高校生の娘と一緒に義母の住む家を訪ねました。私たちが来ると知って、気合を入れて料理を作ってくれたらしい姑。お味噌汁やごはんのほかにも、焼き魚やお煮つけ、茶碗蒸しなどのフルコース!

 娘に、”どう? 私の料理は”と尋ねる義母に、娘が満面の笑みで、”フツーにおいしい!”とモグモグ。義母には若者特有の”フツーに”のニュアンスが伝わらなかったようで、かなり大きなショックを受けていました」(45歳・主婦)