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 最近多い“友達夫婦”の中には、「仲よしだから、セックスなしでもOK」と笑顔の方々もいるけれど、どちらかがしたいのに相手にその気がないとなれば、事態は深刻。実は、セックスレスは裁判で離婚理由として認められることがあり、場合によっては慰謝料だって請求できるのだ。

 レスに悩む女性たちがSNSを活用してお互いを励まし、情報交換し合う「CYSコミュニケーション」のアドバイザー・みみさんにレス解消法について聞いた。

・相談相手をつくる

 友人には相談しにくく、レス問題と無縁の人に相談してもつらいだけ。心置きなく相談できる相手を複数つくって(ただし、同性に限る)、それぞれに役割を担ってもらいましょう。

 いつも同調してくれる聞き上手、気分転換させてくれる明るい励まし役、「ウチの旦那も……」と一緒に毒舌を吐くガス抜き仲間、具体的な方法を示してくれる相談役など。

・相手(夫・彼)を知る

 レスをする男性の脳と身体について理解する。いろいろな情報を集めると、知らなかったことが数多くあるはず。そして夫の性的な趣味、嗜好などに目を向けてみる。

 SNSをやっていたら、そこから情報を得られることも。ただし、ずっと夫のことが頭から離れないという人は、一般的な男性を知るまでにとどめます。

・自分を知り、目的を明確にする

 現在、自分が夫にとってどのような立ち位置にいるのかを把握する。10段階の最高位が“愛し合っている妻”だとして、“異性の友人”“世話を焼く母親”“頼りない妹”“同性の友人”など、なるべく正確に。

 その立ち位置を1段ずつ上って、10段目のゴールを目指す。そのために、“自分のなりたい女性像=夫が抱きたい女”のイメージを具体的に箇条書きにしておく。

・理想の女性を演じる

 なりたい自分を具体的にイメージできたら、行動する際には常にこれを意識します。もとはといえば、夫が抱きたい女は結婚相手である妻に感じていたイメージでもあるので、その資質はあるでしょう。驚くかもしれませんが、人間の脳は環境に協調しやすく、続けていれば身につきます。

・自分を楽しむ

 理想の女性を演じるのは楽しいもの。家を片づける、きれいな服を着る、髪を切る、毎日運動をする、本を読むなど、やるべきことは盛りだくさんですが、内面から美しくなる自分にうっとりします。

 落ち込んだときは相談相手に頼って、夫のことは考えない。夫に何でも話したり、何度もメールを送りつけず、向こうからの会話やメールに応えるときは「明るく短く可愛らしく」を心がけて、夫から自立しましょう。

イラスト/百田まどか