20140722 mori shinichi A

 判で押したように、森進一の自宅にいつも夕方6時過ぎに現れ、翌日の朝9時ごろに帰っていくという新恋人A子さん。

「森さんの家には、毎日お手伝いさんが2人通って来ています。午前10時に来て、夕方5時に帰るのが決まりみたいですよ」(近所の住人)

 A子さんが来るのは、お手伝いさんのいない時間帯に限られているのだ。

 3月26日、A子さんが門から出てきたのは、やはり午前9時過ぎだった。紫色のフリースに黒い帽子というスタイルで、前日とは着ているものが変わっている。マスクもしている。自転車を押しながら門を開けて出てくると、慎重に周囲を見渡した。誰もいないことを確認すると、自転車に乗って走り始めた。

 細心の注意をはらっていても、近所ではA子さんの存在に気づいている人がいた。

「メガネをかけたスラッとした女性が森さんのお宅に出入りしていることは、近所でも話題になっていましたよ。来るのはいつも、決まってお手伝いさんが帰った後なんです。道で会って挨拶しても、なぜか顔をそむけて逃げるように去っていくので、何か変だなと思ってはいたのですが……」(別の近所の住人)

 ポルシェで中目黒に出かけても別行動を装う。A子さんは森と別れた後、しばらくウインドーショッピングをしながら歩き、1人でコーヒーショップへ。通りに面した席に座り、サンドイッチを注文した。ゆったりと外を眺めながら過ごし、待たされていることに苛立つ表情は見せない。

 およそ1時間後、店を出た彼女はゆっくりと歩きはじめた。森からの連絡だろうか、携帯電話で話をした後、小走りになってポルシェの止まっているパーキングへ。車の中にいた森はA子さんの姿を見つけると彼女を出迎え、ふたりそろって楽しそうに話しながら駐車料金の精算をすませた。仲むつまじい様子で乗り込むと、車を発進させたのだ。