『JYJ 2014 Japan Dome Tour ~一期一会~』東京ドーム公演が11月18日、19日に行われ、2日間で10万人を動員した。

 公演は、オープニングから中盤までがJYJ3人のパフォーマンス、中盤はB’z、福山雅治といった日本人アーティストのカバーを含めたソロパフォーマンス、そして最後は再びJYJ、と大きく分けて3部構成。ジャニーズのライブでおなじみのムービングステージやトロッコも登場し、超満員のファンを沸かせた。

 今回はMCも絶好調で好物のひつまぶしの話をするジュンス(27)に、「その話、何分するんだよ!」(ジェジュン・28)、「お前、黙れ」(ユチョン)と、仲のよさが垣間見えるトークが楽曲の合間に繰り広げられた。

 今回の公演で一番のハイライトとなったのは「Wアンコール」。“禁断”と思われていた東方神起時代の楽曲をJYJが披露したのだ。

「歌われた『Begin』は、東方神起の日本活動初期である’06 年にリリースされたバラードナンバー。3人はもちろん、昔からのファンにとっても思い出が詰まった曲なんですが、JYJとして分裂後は、彼らが東方神起の曲を歌うのはご法度状態だったので、驚きました」(前出のファン)

 5月に開催されたソロコンサートで、ジュンスが東方神起のメドレーを歌いファンの間で話題になったが、JYJが公演中に東方神起の曲を歌うのは初めてのこと。

「公演後、一部で否定的な意見も飛び交っていましたが、ほとんどのJYJファンは“やっと東方神起の曲を歌えるようになったんだ”と感激していました」(韓流ライター)

 初日は目元をうるませながらも、『Begin』の歌唱中は涙をこらえていた3人。しかし2日目は、歌い終わった後のコメント中にジェジュンが号泣。時折、声を詰まらせながら、

「同じ東京ドームで、みなさんと同じ所で同じ空気を吸うと、長い時間の間にあった、幸せな思い出を思い出します。昨日と今日のライブも、時間が過ぎて、あの時、本当に幸せだったね、といい思い出になると思います」