「公演は盛り上がりましたが、ニュースの件が頭をよぎって応援に没頭できなくて……」(公演を見たファン)

 現在、初めてのドームツアーを開催中で、京セラドーム大阪での2Days公演を終えたばかりのJYJ。冒頭のニュースとは、メンバーのジュンスが理事を務める『トスカーナホテル』をめぐる金銭トラブルの一件だ。  

 韓国随一の保養地として知られる済州島に立つこのホテルは、ジュンスが285億ウォン(約30億5000万円)を投資して建設。父親が会長を、JUNOの名で日本でも歌手活動をしていた双子の兄が代表を務めており、“ジュンスファミリーの夢のリゾート”として、ファンの間でも大きな話題になっていた。  

 今年9月に華々しく正式オープンしたが、韓国メディアによると、建設途中から資金繰りが難航。ジュンス側は銀行から借り入れた資金の不渡りを回避するために、工事を請け負った建設会社2社から資金を調達。しかし、期限までに返済されなかったことから、建設会社はジュンス側に対する支払い命令を裁判所に申し立てていた。裁判所はこれを認めジュンス側に対し計49億ウォン(約5億2500万円)を建設会社2社に支払うように命じたのだ。

「ホテルを含む、ジュンス所有の不動産の仮差し押さえ申請も受理された状況です」(韓国人記者)  

 だが、ジュンス側は「建設会社が会計資料用に必要だとし、借用証を書いただけで、実際に借り入れた資金はない」と真っ向から否定し、裁判所に異議申立書を提出。

 さらに、「建設会社2社が工事費用を不正に着服した証拠を入手したため、JYJ大阪公演を終えた12月14日以降、訴訟を起こす」と明らかにし、泥沼の法廷争いに発展する様相だ。  

 JYJの事務所『Cjes』からは公式声明は発表されておらず、ホテルの会員権の販売を請け負う日本側の代理店に問い合わせると、

「現在もホテルは通常どおり営業中で、会員権の販売も継続して行っています」(広報担当)