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《一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました》

 4月4日、母校の近畿大学入学式で、新入生を前に祝辞を”述べた”つんく♂。昨年10月に再発した喉頭がん手術により声帯を摘出、”歌手の命”である声を失ったのだ。

「数年前からのどの不調を感じていたものの、気にせずにいたそう。そして’13 年の『シャ乱Q』結成25周年時に本格的に歌手活動をしたところ、日に日にのどに違和感が。あまりのガラガラ声に奥さんや周囲から診察をすすめられて……」(スポーツ紙記者)

 がんが発覚したのは昨年2月、当初はのどにメスを入れることはせず、放射線治療で回復を目指したつんく♂。早期発見で治療も順調に同年9月、医師からは“寛解”が告げられる。ところが2週間もしないうちにがんが再発見され、声帯摘出手術に至った。

 冒頭の入学式では時おり涙ぐみながらも、後輩を前に気丈に振る舞ったつんく♂。首元に巻いたスカーフ下には呼吸をするための2cmほどの穴があいているという。それでも彼はギターを弾きながら、歌うように唇を動かし続けて見せた。

 近年はハロー! プロジェクトなどのプロデュース業に精を出していたが、やはり原点である歌いたい気持ちはなくならないのだろう。

 つんく♂による衝撃の事実が明かされると、多くの芸能人から励ましの声が寄せられた。小室哲哉もそのひとり。

《歌う方いたら、作詞、作曲つんく、編曲小室で、作詞、秋元さんにお願いしてもいいね、どうだろう?とにかく作品創ろうよ》

 ツイッターでコメントを寄せると、対してつんく♂も、

《小室さん、ありがとうございます!小室さんも奥様が大変な時にお時間とっていただき、ありがとうございました!やっぱクリエイティブな会話してると時間経つのもあっという間でしたね》

 こんなときは仕事の話が救われるのかもしれない。2人は次の“プロジェクト”をすでに話し合っていたようだ。