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 江戸時代に東海道五十三次の最初の宿場町として栄えた品川宿。近くの駅から延びる商店街で毎年行われているお祭りに、昨年10月に喉頭がんの治療で声帯摘出手術を受けたつんく♂の姿があった。

「この『しながわ宿場まつり』は、当時の伝統と文化遺産を若い世代に伝えて、地域の発展をめざすことを目的として始まりました。毎年9月の最後の週末に行われ、最近では2日間で8万人もの人が訪れる一大イベントになっています。初日に行われる“おいらん道中”は、花魁の格好をした女性たちが商店街を練り歩く催しで、これを目当てに来る人も多いんですよ」(商店街関係者)

 旧東海道北品川の八ツ山から南品川の青物横丁まで、2㎞にわたって長く続く商店街に終日、出店がズラリと並ぶ。2日目の昼に訪れたという彼は、あふれんばかりの人が道路を埋め尽くす中で、やはり存在が際立っていたという。

「ハットをかぶってサングラスをしていましたが、すごくオーラがあったので、すぐにつんく♂さんだとわかりました。手術の痕を隠すためなのか、首にはストールを巻いていました。奥さんと3人のお子さんも含めて5人でいらしてましたね。周囲の人に気づかれてパニックになってしまうというようなことはなくて、家族の時間を満喫している感じでした。双子の男の子と女の子はおそろいの浴衣を着て、下の女の子はベビーカーに乗って、実に楽しそうでしたよ」(目撃した祭りの参加者)

 彼らが訪れたこの日のメーンイベントは、品川警察署の一日署長による交通安全パレード。今年は一日署長を元NHKアナウンサーの神田愛花が務め、チアリーディングや江戸時代の衣装に扮装した人たちと一緒に、2㎞の道のりを盛大に練り歩いた。

「子どもたちがパレードに夢中になっている姿を、つんく♂さんと奥さんも微笑ましそうに見ていました。時折、ふたりで目を合わせるんですが、声は出ていないはずなのに、奥さんと会話をしているような感じなんです。アイコンタクトで、コミュニケーションが成立している感じといえばいいんでしょうか。まるで、映画のワンシーンを見ているようでした」(前出・祭りの参加者)

 “名プロデューサー”から、すっかり“よきパパ”の顔になっていたつんく♂だが、“やっぱり大阪人なのね”と思ってしまうような、こんな場面も。

「あるお店の前で足を止めて、買っていたのがモツ煮込み。ホルモンは関西人のソウルフードといっても過言ではないですからね。“コレコレ、これやねん”といった感じで、子どもたちや奥さんの分も一緒に買ってあげると、おいしそうにほおばっていました」(祭りの別の参加者)

 すっかりお祭りに溶け込んでいたみたいだけど、そもそも、なぜ彼らはこの場所を訪れたのだろうか。

「ご近所に住まわれているからだと聞いていますよ。つんく♂さんたちは、毎年来ていますから。例年6月には近くの神社でもお祭りがあるんですが、それにも顔を出しています。商店街の中にモツの卸売店があるんですが、そこはお気に入りでよく買いに来ているみたいですよ。お祭りの日も立ち寄ったとか。本当にモツがお好きなんですね」(前出・商店街関係者)

 10月3日に放送された『SONGS』(NHK)では、今回の手術にあたって、家族に助けられたとも明かしていた。

「彼はすごく子煩悩で、子どもたちを相手に、いつもギターで童謡を歌ってあげたりしていました。最近は、子ども向けの楽曲も数多く手がけているんですが、それも自分の子どもたちを喜ばせたいという気持ちからだといいます」(レコード会社関係者)