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 4年ぶりに『紅白歌合戦』で勝利を飾った紅組。その紅組の司会を務めたのが綾瀬はるか。2年前は“天然司会”が話題になった。

「綾瀬さんは『BUMP OF CHICKEN』がリハーサルで演奏していたときに、首を振りながら口ずさんでいましたね。好きな歌に合わせてリズムをとる余裕もあったみたいです」(芸能プロ関係者)

 本番では「このあとSMAPさん」と言おうとして「このあとさん」と噛んでしまうひと幕もあったが、なんとか無難にこなした。彼女なりに準備をしていたのだという。

「綾瀬さんは“初出場”という言葉を何度も繰り返し練習していました。“はつしゅつじょう”というのはけっこう難しい発音なんですよ。練習の成果があったのか、本番ではうまく言えていました。井ノ原さんも“努力したかいがありましたね”とホメていました」(NHK関係者)

 綾瀬にも増して心配の声が多かったのが、総合司会の黒柳徹子。『徹子の部屋』(テレビ朝日系)での、ゲスト置いてけぼりの暴走っぷりに加え、82歳という高齢で長丁場に耐えられるかという不安要素もささやかれていた。

「徹子さんは手を引かれて歩いていることが多かったですね。囲み取材のときは、井ノ原さんが後ろからずっと支えていました。リハでも本番でも、ステージの袖に用意されたイスに座って休んでいることが多かったです。

 やはり足元がおぼつかず、登場シーンは大幅に減らされたそうです。衣装替えは4回を予定したのですが、本番では2回だけ。出場歌手やゲストたちはほとんど顔なじみなので、かわるがわる徹子さんに声をかけていました。

 イスに座っている黒柳さんに“大丈夫ですか?”と声をかけるのですが、そのせいで徹子さんは休んでいられなかったんです(苦笑い)」(スタイリスト)

 NHKも万全の態勢を整えた。舞台の向かいに映し出される台本は横書きが普通だが、彼女向けのものだけは縦書きに。読みやすさに配慮したのだという。黒柳も自ら元気な姿をアピールした。

「リハの途中、井ノ原さんと綾瀬さん、徹子さんの司会3人が舞台で待っている時間があったんです。そのとき、徹子さんがいきなりスクワットを開始。手をグッと握って力強い感じで。すると井ノ原さんも協調するように、綾瀬さんと3人で10回くらいやっていました。そういえば中居さんも紅白では見えないところで、出演者に対していろいろな気遣いができる司会者でしたね」(前出・NHK関係者)