s-deen02093

 朝ドラ『あさが来た』、ドラマ『ダメな私に恋してください』に出演し、世の女性をメロメロにしているディーン・フジオカ。

 ディーンの魅力はサービス精神。そんな精神が大いに発揮されたのが、1月30日、都内で行われたあるライブイベント。マキタスポーツが3か月に1度のペースで開催している『LIVE@マキタスポーツ』にゲスト出演したのだ。

 きっかけは『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)での共演。実はこのふたり、意外な共通点があった。

「収録中、お互いが双子の父親だということで盛り上がったんです。“今度ぜひ、一緒に仕事をしましょう”と言うディーンさんに“話がまとまりました”とマキタさん。“決定でお願いします”とディーンさんも返していました。でもまさか、社交辞令じゃなかったなんて。本当だとしても、こんなに早く実現するとは思ってもいませんでしたよ」(制作会社関係者)

 会場は青山スパイラルホールの地下1階に位置するレストランバー『青山CAY』。ふだんは飲食店のため全160席しかなく、この日もディーンをひと目見ようと長蛇の列ができていた。

 後輩芸人が前説を行い、ギターを手にしたマキタスポーツが登場して本編がスタート。弾き語りを2曲と軽妙なトークで、独特の世界に引き込む。

 しかし、ゲストのディーンが姿を見せた瞬間、客席の雰囲気は一変。それまでにはまったくなかった黄色い歓声があふれかえることに。実際このふたり、双子の父親だということを除くと、対照的なのだ。

「ディーンさんは過去に『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』でファイナリストに残ったり、海外でバックパッカーをしていたり、モデルにスカウトされたり、映画監督になったりと、華々しいエピソードが満載。でも、マキタさんは『いいとも青年隊』に落選していたとか、大学時代は引きこもり生活を送っていたとか、地元のハンバーガー店の副店長をやっていたとか。確かに、華はないですよね(笑い)」(ライブに参加した40代ファン)

 そんなトークが30分ほど続き、マキタが舞台袖へ消えると、そこはディーンだけの世界。代表曲『SWEET TALK』をピアノで弾きながら、英語、日本語、北京語でやわらかく歌い上げると、ファンはもう骨抜き状態だ。

 休憩を挟んでマキタスポーツともう1人のゲストであるYOUがステージへ。さすがのYOUもいつもの毒舌は封印し「すごくまじめな人。まるで銀行員みたい」と賛辞を惜しまない。

 再登場したマキタの歌で終了と思いきや、とっておきのアンコールが。ディーンとマキタのコラボによる松田聖子のヒット曲『SWEET MEMORIES』だ。

「1番はマキタさんが、2番はディーンさんが歌い上げました。間奏部分ではマキタさんに“ギターソロ、よろしくお願いね!”と無茶ぶりされ、“ぶっつけ本番で臨んだ”と言っていたけど、カッコよかったです」(前出・ファン)

 歌い切ったあとの爽やかな笑顔には、拍手と歓声の嵐。しかも、このイベント、なんと写真撮影がOKだった。

「日本の有名人は写真に厳しいのに、この日はフリーだったので、みんなバンバン写真を撮っていました。おまけに、帰り際にハイタッチをしてくれたんです! なかにはプレゼントを渡した人も」(ライブに訪れた20代ファン)

 そんな親しみやすさからか、新たな呼び方も誕生。

「最近では“おディーン”や“おディーンさま”という愛称がファンの間で定着してきています。これはツイッターで本人にも届いていて、公認の愛称。彼も“かわいいね”って言って、広めてくれたんですよ」(ディーンツイッターのフォロワー)