「17歳の女子高生とみだらな行為をしたとして、2014年5月29日、県青少年育成条例違反の疑いで奈良県の葛城市議が同県警に逮捕されました」(全国紙記者)

 市議でありながら逮捕されたのは吉武昭博容疑者(27)。

 議員になる前の2012年秋ごろ、吉武容疑者はショッピングモールにいた女子高生を偽名でナンパ。自分のアパートでたびたび関係を持っていたとみられている。

 だが、その後の調べで、さらに仰天事件が浮き彫りに!!

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 吉武容疑者が、この女子高生とのわいせつ行為を動画撮影。さらにインターネット上の有料動画サイトに投稿していたことが判明したのだ。県警は6月18日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反などの容疑で、同容疑者を再逮捕。

「投稿動画は相当数に上り、トイレや車の中で撮影したものもあった。わいせつ行為の“ライブ中継”をしていた疑いも出ています」(前出・全国紙記者)

 調べに対し吉武容疑者は「生活費などで金が必要だったので、動画を売って金にしていた」と容疑を認めている。

 2009年に大阪教育大学教育学部を卒業後、銀行勤務を経て2011年から葛城市内で小中学生向け個別指導塾「樂秀館」を経営、講師として子どもを指導。同市史上最年少当選として話題になり、市議会では厚生文教常任委員会のほか、議会改革特別委員会に所属していたにも関わらず、この有様である。

「学習塾を経営していたのは知っていました。入札に関わるような業種でない場合は副業も可能です」(同事務局)

 吉武容疑者は「金が必要だった」と供述しているというが、本当に金に困っていたのか。

 市議会事務局によると、同市議会の議員報酬は月37万円。それだけもらって、さらに学習塾を経営していたのだ。

「金目的じゃないとすれば、動画の撮影と投稿は、単なる趣味だったのかもしれない」(全国紙記者)という声もある。

同市議会は6月13日、吉武容疑者に対する辞職勧告を決議。吉武容疑者は弁護士を通じて辞職願を提出し、全会一致で可決された。