雅子さま
宮城県気仙沼市出身の高校生に「気仙沼の状況はどうですか」とも尋ねられた雅子さま(2月3日)

「また会えてうれしいです」

 高校生たちとの1年半ぶりの再会に、そう笑顔で挨拶された皇太子ご夫妻。

 2月3日、お住まいの東宮御所で、ご夫妻は東日本大震災からの復興支援活動を行う岩手、福島、宮城の高校生5人と懇談された。5人は教育プロジェクト「OECD(経済協力開発機構)東北スクール」のメンバーで、昨年の夏、パリで復興をアピールするイベントを開催し、その報告をご夫妻に行った。

 被災地に心を寄せている雅子さまは、’13年8月にも東京で開かれた同じプロジェクトの発表会にご出席。

 今回も「こまやかな対応をして頑張りましたね」「気をつけて頑張ってください」と、ねぎらいの言葉をかけられた。

 当初30分の予定だった懇談は50分近くに。しきりにクッキーやお茶をすすめられていたという雅子さま。あふれ出る被災者への「思い」は、2年ぶりの被災地訪問を期待させるものだった。