アメリカ在住のイクメンパパ、グレッグ・ペンブロークさんが、わが子の泣き顔とその理由をブログにアップすると、たちまち人気ナンバーワンに。世界中のパパ&ママから“ウチの子も!”と写真が殺到し、日本を含め6か国で書籍化される一大ムーブメントに! というわけで来日した著者・グレッグさんに直撃インタビュー!

グレッグ・ペンブロークさん
この人がグレッグ・ペンブロークさん

「日本には昔から来たいと思っていたので、妻が反対できない理由ができ、非常にうれしく思っています」

 と、茶目っけたっぷりのグレッグさん。イギリス、アメリカ、ドイツですでに出版され、日本にも初上陸。今後はフランスとスペインでも出版されるという『うちの子が泣いてるワケ』。その原点は“チーズを半分に割られたから”の写真だったそう。

「博物館に5歳と2歳の息子2人を連れていったんですが、おやつのチーズが最後の1枚になってしまって。“半分こするよ? いいね?”と確認して。“いいよ”と言ったのに、パチンと割った瞬間に兄のほうが泣きだしてしまって。そのむちゃくちゃな状況がすごくおかしくて撮った写真だったんです(笑い)」

なぜ泣いてるの?「チーズを半分に割られたからあ〜」
コレがその写真

 子育てのため、仕事はパートタイムに変えたという超イクメンパパ。

「親としては、子どもたちにいつでも幸せで、楽しくいてほしい。ただ“牛乳ちょうだい”と言われてあげたら、“その色のカップじゃヤダ!”と泣いてしまったり(笑い)。子どもを常に泣かせないというのはとうてい不可能です(笑い)」

 しょっちゅう泣く子どもにイライラしたり、怒るのもひとつの選択肢。でもグレッグさんはその状況をひっくるめて、全部楽しんじゃおうと決めたという。

「もっと大きくなったら、今度は別の悩みを持つようになる。そうなったときに“あの頃はカップの色が違うと泣いてたな”と懐かしく思い出すと思うんです。きっとね」

『うちの子が泣いてるワケ』グレッグ・ペンブローク著、1200円(新潮社)
『うちの子が泣いてるワケ』グレッグ・ペンブローク著、1200円(新潮社)