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 そんなに見た目が悪いとか、人生失敗続きというわけではないのに、流行のファッションや恋愛に疎く、自分の女子力に満足しきれていない女子、通称『こじらせ女子』が急増中。

「私は“肉食系女子”だから、こじらせ系を見ているとイライラしますね。恋愛なんて攻めてなんぼですよ。こじらせ系は理屈という名の言い訳ばかりして、攻めようとしない。経験しないんだからレベルが上がらないのは当然!」(30代・女性)

「相変わらず“草食系男子”は増加の一途、しかも、こじらせ女子も急増中。未婚者ばかりの国になりそうで怖いですね。みなさん、そんなに自分に自信がないのかしら?」(50代・女性)

 「傷つきたくない」という気持ちが、恋愛や自分磨きに対して二の足を踏ませてしまう理由なのかも。

「20代と違って30代になるといろいろ考えてしまうんです。しかも私は、20代のころの成功体験が少ない。引き出しの少ない恋愛弱者ですから年をとればとるほどこじらせていく……どうしたらいいんでしょうね」(30代・女性)

「何が情けないって、こじらせ女子同士で集まってしまうこと。同じ穴のムジナ同士で女子会を開いたところで、傷のなめ合いにしかならないってわかっているんですけど、気持ちを共有できる人がいると安心できる。なめ合いでも少しは消毒になっていると思いたい……」(20代・女性)

 草食系男子は、そのスタイルを「よし」と自分自身で納得している感があるものの、こじらせ女子は「自分でもダメだとわかっているんですけど……」みたいな背徳感が漂っている。

「こじらせ女子って、言葉を変えれば“こだわり女子”だと思うんですよ。それだけ譲れないものがあるわけですから、芯の強い人なのかなって。きちんと見極められるからこそ、運命の人に巡りあえる可能性も高いと思う」(20代・男性)

 こんな意見も。

「そういう無責任なことを言う男性がいるから、こじらせ女子は夢から覚めないんだよ(笑い)。運命の人を待っている間に永眠したら元も子もない。『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)の綾瀬はるかは、しょせんドラマの世界。メディアが、こじらせ女子を面白がって取り上げるのもよくない」(40代・男性)

 こじらせ女子擁護派も。

「こじらせ女子の中にも女子力を向上しようと奮闘している人もいる。“なんとかしようとしている姿”は、男心にもキュンときますね。卑屈になっていたりする人はもったいない」(30代・男性)

 ネガティブになる必要はなさそう。

「こじらせ女子って自分を俯瞰できる頭のよさを持っている人が多いと思う。自分を客観視してしまうから、ほんの少しのほころびも気になるのでは? 自分を客観視しなくてすむ時間や趣味を見つけたら、新しい発見があると思うなぁ」(40代・男性)