そこで番組の担任役である若林正恭と生徒役の吉村崇に、ぶっちゃけトークをしてもらった。
若林「ゴールデンにくると深夜よりおとなしくなりがちなのに、ウチの番組はむしろ過激になっている」
吉村「ですよね。変わったといえば、『しくじり学園』の生徒が増えたことかな。深夜からのメンバーに加えて幅広い年齢層の生徒さんも入学してきて、より“攻め”に入っていますよ」
若林「だね。放送時間が2倍になっても、しくじった先生の授業を聞くスタイルは変わらないけど」
吉村「堀江貴文先生でしょ、前園真聖先生に鈴木宗男先生……。ゴールデンになってから、なぜか逮捕経験者の先生の授業が増えている(笑い)」
若林「本当に強烈な先生ばっかりだし、しくじり方もハンパない。もう這い上がるしかないってところまで追い詰められた先生の話には驚かされるし、心に刺さることも多いね」
吉村「特に“若さま”の印象に残っている先生は?」
若林「次回放送(29日、夜7時~)のMr.マリック先生のしくじり話は、意外だったな」
吉村「詐欺師呼ばわりされちゃったんですよね」
若林「ゴールデン初回の堀江先生の授業もインパクトあったなあ。IT社長なのに服役中は紙を折る作業が待っていた。でも嫌がらず、いかに早く折るかに挑戦していたら、その作業にハマったって話は、すごく勉強になったよ」
吉村「どんな仕事も面白いところを見つければ、頑張れるものなんですね」
若林「僕はやる気ない感じをワイプに抜かれちゃったりするけど、どの仕事でも面白いところを見つけようと思ったね」
吉村「確かにあの授業の後の若さまは、他番組でもすごく楽しそうに映るようになった(笑い)」
若林「先生のしくじりは、自分には関係ないことと思うかもしれない。でも、追い詰められたときに、どうやって這い上がったか、どんなふうに頑張ったかは、すごくためになるよね」
吉村「先生の生きざまから学ぶことは多いですね。そういえば、若さまも昔、しくじっていましたよね?」
若林「あったねえ。どんなネタをやっていいかわかんなくなってさ、アメフトの防具つけて相方(春日俊彰)とずっとぶつかっていた。あのときはしくじっている感覚すらなかったよ」
吉村「生で見ていて、しくじりってこういう音がするんだって(笑い)」
若林「吉村君のしくじりは、最近買った高級外車?」
吉村「ですね。もう傷つけちゃったし」
若林「今までいろんな授業受けてきて思ったんだけど、しくじらない方法って、ないんだよね」
吉村「うん。絶対に避けられない」
若林「この先も、しくじると思いますよ。『週刊女性』の読者も全員が(笑い)」
吉村「でも、しくじっても、“これがしくじりか”と楽しむくらいじゃなくちゃ!」
若林「大事なのは、しくじったときの起き上がり方だよね。だから『しくじり先生』を見て、笑って楽しんでもらって、いざというときの役に立ててほしいです」
吉村「この番組って、1話完結のドラマみたいに山あり谷ありなんですよ。ドラマが好きな主婦の方も、ぜひ見てみてください」
若林「あと授業が終わったときの先生の顔も、見どころのひとつだよね」
吉村「本当ですよ。肌年齢とか、若返っているんじゃない? ってくらいスッキリしているもん(笑い)。要チェックですよ!」