『わたしが神さまから聞いたお金の話をしてもいいですか?』『神さまのお告げで教わった! 井内由佳のしあわせスパイラル』などの著書がベストセラーとなった井内由佳。そんな彼女は、1989年のある日、神さまのお告げが降りる。それ以降、神さまのお告げで教わった「幸せになるための考え方」を伝え続けているという。今回から隔週でスタートする連載『神さまの幸福論』では、井内先生に寄せられた人生相談と、その回答をお見せしていきたいと思います。

 今回の相談は「家」を持つことについて。買ったほうがいいのか、賃貸したほうがいいのか……。「夢」とまでいわれるマイホームのことを、井内先生に答えていただきます。

Q:結婚して子どもができたら、やっぱり家って買わないとダメですか? ウン千万もの借金を35年ローンとかで返済していくという意味がわかりません。

井内先生からの答え

 夫婦ふたりのときなら、2部屋あれば十分生活できていても、子どもができると少し広い部屋が必要になってきますよね。そんなとき、家を買うか、賃貸で借りるかで悩むときは、その人の生活スタイルに合わせ、自分にとって都合のいい選択をすればいいのです。

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 たとえば転勤族なら、家を買っても、自分たち家族が住めないときは人に貸すことになるでしょうし、夫婦共働きだと、子どもが小さいうちはセキュリティー万全のマンションに住んで、ある程度大きくなったら家を買いたいと思う人もいるでしょう。それぞれにいろんな事情や考え方があります。

 また、家にかかるお金について計算をすると、ほぼ同等の物件だったら、買うよりも借りたほうがお得だというのは、よく知られた話です。

 ですから、“何に重きを置いて住まいを選ぶか”が、判断の基準になってきます。手元にある資金が少なくて、一番お得であることに重きを置くときや、いろんな家に住みたいと思うなら賃貸がいいでしょうし、自分好みの空間に住みたい、自分の財産としての家を所有したいと思うなら家を買うのがいいでしょう。ここで、家について神さまが教えてくださったことをひとつご紹介しておきますね。

「人は、無意識に常に安全、安定を求めているものです。自分の居場所がある、帰る場所があるというのは、とてもこころを落ち着かせ、不安を取り除けることになります。こんなとき、家が持ち家であるのと、賃貸であるのとでは、こころの奥底にある不安の大きさが変わってくるのです。

 持ち家だと愛着があり、その愛着がこころを落ち着かせてもくれるのです。住まいは、あなたの人生の舞台なのです。ですから、もし可能であれば、少しくらいきついローンを払ったとしても自分がそこにいて安心し、活き活きとさせてくれる場所を確保するほうが人生の質を高めてくれるのです」

 わたしも、20年前にこのお言葉をいただいて、33歳のときに家を購入しました。確かに、どっしりと根を張れたような、安心感があります。あなたも、このお言葉を参考にして、ご自分のライフスタイルにあった住まいの形を見つけてくだされば、わたしも嬉しいです。


井内由佳(いうち・ゆか)●福岡県生まれ。福岡大学商学部卒業。大学卒業後、株式会社リクルートに入社。ここで、「仕事」についての大きな学びを得る。多彩な人々 との出会 いと語りあいの中から、人として幸せな道を歩むための考え方を学ぶ。1989年に神さまのお告げが降りる。1991年より夫が経営する輸入車 販売会社の取 締役を務めるのかたわら、自宅で人々の相談に応じ、神さまのお告げで教わった「幸せになるための考え方」を伝え続けている。福岡市在住で二男 二女の母とし て、毎日、楽しく、嬉しく暮らしている。【公式携帯サイトhttp://iuchi.augury.jp/】 9月28日には初のディナートークショーを恵比寿ウェスティンで開催!「心もお金も豊かな人の生き方をお話します。-贅沢は敵じゃな い!敵は節約!-」を開催します。詳しくはhttp://yuka-i.com/Seminar.html