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 来る12月1日に発表される『流行語大賞』。昨年は、『ダメよ~ダメダメ』『集団的自衛権』という対照的なふたつがダブル受賞。今年は何が選ばれるのか、いち早く大予想してもらった。

 CD化もされるほどのヒットとなったのが『あったかいんだからぁ』。お笑いコンビ・クマムシの“アイドルソング漫才”に出てくるキメ台詞。大賞の有力候補と見ているのが芸能レポーター・川内天子さん。

「流行したのは今年の前半だったんだけれども、ここにきて寒い冬になってくるので、この言葉が出てくるかなと。『安心して下さい』との一騎打ちになるかもしれません。どちらもホッとするんですよね」

 快挙という意味では、終盤の話題を独占したのがラグビー日本代表。W杯で3勝して世界を驚かせたが、その立役者・五郎丸歩がプレースキックの前に行う『五郎丸ポーズ』も話題となった。精神統一のために指を立てる独自の“ルーティン”だ。

 雑誌『日経エンタテインメント!』の編集委員・品田英雄さんはこう答える。

「大賞は五郎丸ポーズかな!(笑い) いろいろ暗い話がいっぱいあった日本社会に明るい希望をもたらしてくれたという意味で。よきパパでもあり、来年は海外に挑戦するという期待感も含めて、五郎丸さんですね」

 昨年の『集団的自衛権』に続き、今年も外交問題をめぐる言葉が話題に。新語などに詳しいフリーライターのもり・ひろしさんもこう予想する。

「選考委員会の政治的関心も高そうなので、トップテンにも2個くらいは入るのかなと思います。例えば『戦争法案』や『シールズ(SEALDs)』あたりですね」

 また、前出のもりさんは最近の傾向について、こう分析。

「ここ数年、流行語大賞では“女子”が強いんです。去年はカープ女子、その前はこじらせ女子、さらにさかのぼれば吉田沙保里さんの霊長類最強女子や女子会など……。今年も『刀剣女子』がノミネートされていますね」

 『刀剣女子』とは、刀や剣を愛する女性たちのこと。イケメンキャラの剣士が登場するゲームが火をつけ、ひそかなブームになっている。