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 3月31日、タレントの三船美佳が記者会見を行い、離婚裁判中だった歌手・高橋ジョージと29日に協議離婚が成立したことを報告した。

 ふたりは'08年に世田谷区内の閑静な住宅街に約150平方メートルの土地を購入し3階建ての新居を建設。また'13年には隣接する約160平方メートルの土地を購入し、こちらは三船の母の住居を建設している。

「合わせて310平方メートル以上ありますし建物も新しいので3億円くらいはつくでしょうね。登記簿を見ますと、夫婦の自宅の持ち分は高橋さんと三船さんが半分ずつ。

 三船さんのお母さんの家の権利は、高橋さんと三船さんとお母さんが3分の1ずつ持っています。となると、この豪邸は半分以上が三船さんとお母さんの持ち物ということになりますね」(地元不動産屋さん)

 単純に半分で計算しても1億5000万円以上の権利が三船親子のものということになるが……。

「美佳ちゃんもお母さまも、この家に住むつもりはないですよ。元夫婦が隣同士というのも、おかしな話でしょ。なので、土地と建物を売却し、自分と母親の権利分だけもらうのが一番の解決策なのでは」(前出・三船に近しい人)

 だが、高橋にとっては、おいそれと自宅を売却できないワケがあるという。

「妻や娘と住んだ自宅には愛着がありますし、何よりこの自宅にはジョージさんがこだわって作った音楽スタジオがあるんです。この部分にはかなりの金額をつぎ込んでいるし、音楽活動を本格化させていくうえでも必要な施設なんです。

 かといって、片方の家だけ売却するといっても、ふたつの建物が接近しすぎていて、どちらかをセットバックしないと売れない。そうなると、価値は下落してしまう。ジョージさんが、美佳さんの持ち分の金額をポンと渡せればいいのでしょうが、彼にはそんな貯金もないでしょうから……」(音楽関係者)

 まさか建てたときには、こんな状況になるとは思っていなかっただろう。だが、三船の代理人である若旅弁護士は、この豪邸に対してこう話している。

「財産分与に関しては、今後の話し合いで決まっていくでしょう。決まらないなら裁判の可能性もあるでしょうね」

 一方、財産分与について高橋の事務所に聞くと、

「本人のことなので、お答えすることはできません」