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 夫・高知東生の覚せい剤事件で、6月30日にドラマ撮影中の京都市内で謝罪会見を行った高島礼子。

「自分を守って支えてくださる大勢の人たちだけは裏切ったり悲しませたりは絶対にできない……。彼の動向を見て大人の判断をしたい」

 離婚について質問が及ぶと涙ながらに“大人の判断をしたい”と述べ、その可能性を否定しなかった。

 事件は6月24日の朝、横浜市内にあるラブホテルで起こった。シャブ不倫中だった高知とホステスの五十川敦子容疑者が麻薬取締官によって逮捕されたのだ。ふたりは全裸のまま、ベッドで絡みつくように寝ていたという。

「押収された覚せい剤は4グラム。これは平均的に使われる1回の使用量0.02グラムの200回分です。これだけ持っていたということに、捜査関係者は売買目的の所持とにらんでいる。しかも、このクスリを持ってきたのは、高知でなく五十川とみているようですね」(全国紙記者)

 大量の覚せい剤を所持していたとされる五十川容疑者とはどんな女性なのだろうか。

「実家は神奈川県内の歯科医院。3姉妹の次女で、小さいころからキレイと評判だったようです。県内にある名門私立の中高一貫校に通っていましたが、このころからギャルファッションに身を包み、渋谷などで遊んでいたようです」(ワイドショー関係者)

 高校卒業後は進学せず'06年ごろからモデルやレースクイーンの仕事をスタート。だが、一流と呼ばれる舞台に立つことはできなかった。

「レースクイーンの世界に入って3、4年すると、“五十川はシャブをしている”という噂が広がり、レース界にいられなくなったんです。周囲には俳優や芸人と付き合っていると吹聴していて、高知さんと付き合いだしたのも同時期です。1度、レースクイーンとして日の目を見た子が普通のコンパニオンに戻るのは屈辱以外の何ものでもない。ホステスをしていたというのはよくわかりますよ」(元レースクイーン)

 今後、裁判になった場合、2人の量刑はどういったものになるのだろうか。高知は薬物の“使用”、五十川容疑者は“所持と使用”で起訴された場合を『弁護士法人・響』の徳原聖雨弁護士に聞いた。

「所持もしくは使用の場合は“10年以下の懲役”が科せられ、所持と使用の両方の場合は“15年以下の懲役”が科せられます。これを踏まえると、今回は初犯なので、高知さんには“懲役1年6か月、執行猶予3年”。五十川さんには“懲役2年6か月、執行猶予3年”といった判決が出るのではと思われます。ただ、おふたりに過去の常習性があった場合は、このとおりではありません」

■子どもを諦めることになり……

 初犯なら執行猶予がつく可能性は高いが、高知が犯した罪は決して軽くない。五十川容疑者と愛人関係になったのは'09年ごろ。7年も騙され続けた高島は、夫が逮捕されたという一報をどんな思いで受け止めたのか?

「京都で高知さんの逮捕を聞かされた高島さんはかなり動揺していた感じでした。そして、“子どもがいれば違っていたのかな”と、困惑したように泣き崩れてしまったんです。さすがに、周りは誰も声をかけられませんでしたね」(テレビ局関係者)

 '99年に結婚してから、おしどり夫婦と呼ばれてきたふたり。会見で高島は夫婦関係について聞かれると、逮捕まで夫の裏切りには気づいていなかったようだ。

「私自身は同志のような、親友のような気持ちでいたので、どちらかというと仲がいいと思っていたのですが。(おしどり夫婦と)私は思っていましたけど、今回の事件での彼のやったことはあまりに重い罪ですから」

 この会見を見て、高島に近しい人はこう漏らす。

「礼子さんは34歳で結婚したときから、ずっと子どもを欲しがっていた。もちろん、高知さんもその思いは強かったみたい。彼女が40歳のときに私がばったり会ったとき、失礼だけど“子どもはどうなの?”って聞いちゃったの。彼女は“いま不妊治療をしているけど、なかなかね。でも42歳までは頑張ってみようと思う。それでダメなら諦めるわ”と話していたんです」

 だが、夫婦のもとにコウノトリが訪れることはなかった。それには深い事情があったという。

「不妊治療の話をした翌年くらいに礼子さんに婦人科系の病が見つかったんです。彼女は大学病院のお医者さんにずっと相談していたんですが、その後に先生が埼玉県で開業しても、わざわざそこに通っていました。

 でも、妊娠はほぼ無理だと診断されて、泣く泣く諦めたんです。そのことに、高知さんもかなりショックを受けていたと聞きましたよ。それが、今からちょうど10年前くらいのことです」(前出・高島に近しい人)

 この出来事が夫婦関係にわずかながらも影を落とすことに。高知が恵比寿で加圧トレーニングジム設立のための会社を設立したのが、この年なのは偶然ではないだろう。

「高知のイニシャルをつけた『T-BODY』というジムには、のちに五十川も通っていました。彼が芸能活動よりビジネスに力を入れ始めたのは、芸能界では妻を超えることができないから。

 でも、彼がビジネスに力を注げば注ぐほど、夫婦の距離は広がっていった。高知が自宅に帰らなくなったのも、このころからですよ。でも、そんな夫に強く言えなかったのは、高島も子どものことで負い目があったからでしょうね」(芸能プロ関係者)

 会見で夫婦の今後について聞かれた高島は、冒頭のように離婚の可能性は否定しなかった。だが、自らの口から離婚という言葉は発していない。

「高島はまだ離婚する決心がついていないようです。ですが、“女優を続けるなら別れろ”と周囲はすすめている。しかも、7月からスタートするドラマは刑事役で、スポンサーが難色を示しているところもあるようです。でも、彼女としては、薬物におぼれた夫を見捨てられないという思いも強いようですよ」(前出・芸能プロ関係者)