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 一流ホテルを舞台に、金はあるが人望はない性格に難あり社長の鮫島零治(大野智)の初恋を描くラブコメディー『世界一難しい恋』(4/13スタート 日本テレビ系・水曜夜10時)。

 この作品で波瑠は鮫島が恋してしまうヒロインの柴山美咲役に挑戦。取材が行われたこの日は、『あさが来た』のクランクアップ翌日。明治時代から今度は現代劇へ。その胸中を聞いた。

――まずはクランクアップ、おめでとうございます。

「ありがとうございます! 私がというわけではなく、本当に最後までいろんな人に引っ張っていただいて迎えたゴールだなって思います」

――“あさロス”なんて言葉も次第に聞こえてきそうですが?

「ひと晩たちましたが、まだ終わった実感はないんですよ。今日、取材の合間にも、ふと“あっ、もう違うお仕事に入っているんだ”って、気持ちだけ置いてけぼり状態で(笑い)。まだ朝ドラの現場に行くと思っている感覚もあるし……私自身も寂しくって“あさロス”と思うまで達してないですね」

――共演者からは“貫禄が出た”なんて声もありました。

「昨年の5月からずっと一緒だった人たちにそう言っていただくのはうれしいですけど、たぶん、あさちゃんに貫禄が出たからだと思います。だから、自然にそう見えるようになっただけで、私自身は変わってないなって思いますね」

――ちなみに今日は、何時に起きました?

「朝5時くらいに起きて、新幹線で大阪から東京に移動して、久しぶりに髪を短く切りました。朝ドラではかつらをかぶっていたので、長めに伸ばしていたんです。久しぶりにすっきり切れて、今はすごく楽ですし、新しい作品への気持ちの切り替えにもなるかなって思っています」

――ということは、まだ自宅には帰れて……。

「ないんです。なので、帰ったら大阪に持っていかなかったものは段ボールに詰めて片づけておいたので、それがどんな状態だったかの確認をする作業から始めようかと(笑い)。まずお掃除道具を見つけたいですね。大阪に移した生活の基準を、今日から再び戻していきたいと思います」

撮影/廣瀬靖士