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 藤原竜也の“高すぎる演技力”をデフォルメした芸が話題のGたかし。

「映画の『カイジ』を見て“これ、できそう!”と思ったんです。それで、持ちネタだった長州力さんたちプロレスラーが中心の“聞き取れないシリーズ”に、藤原竜也さんがのたうちまわって絶叫するネタを入れてみたら、それがいちばんウケて。変化級ネタだったのに(笑)」

 3月には『行列ができる法律相談所』(日本テレビ系)で、本人を前にネタを初披露。

「ものまね界には公認されなかったら封印という暗黙のルールがあるので、それは緊張しました。結果、“黙認”でしたが、舞台裏では握手してくれたんです」

 “声を張る”ものまねが多いため、こんな悩みがあるんだとか。

「お風呂場でネタ作りや練習をするんですが、外に声が丸聞こえらしくて(笑)。“うわああああ~”とか“狂ってやがるー!”とかよく言っているので、隣人と廊下ですれ違うときは気まずいです」

 取材中も全力でネタを披露するなど、藤原ネタで演じる“ギャンブル狂いのクズっぷり”とは大違い! 本人に“いい人ですね”と伝えると、全否定で……!?

「いやいや、悪いやつですよ! いい人だったら、ものまねなんてしません。罪悪感を抱えながらやっています(笑)」

 この先、目指すのは、やっぱり“売れっ子芸人”?

「今、ショーパブでアルバイトをしているんですが、この間、皿洗い中に、お客さんから“リアルでカイジ生活なんですね”と言われて……。早くこの地下の生活から足を洗って(笑)、爆笑のとれる、面白ものまね芸人として活躍したいです!」

撮影/渡邉智裕