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「20歳だったときの自分に“もっと楽しめよ”と言いたいです。当時は、大人っぽい考え方をしなくてはと思っていたけど、いま思えば、それが子どもっぽい考えですね(笑)」

 そう振り返ってくれたミンホ。彼の20歳のころといえば、すでに“輝く”SHINeeのメンバーとしてデビューし、日本での活動もスタートさせていた。

 当時、経験できなかった“ふつうの20歳の男の子”を味わっているかのような作品が『初めてだから(原題)』(全8話)。

「いままで、いろいろな役柄を演じてきましたが、テオはいちばん明るくて活発な役。うらやましいと思ったのは、人を好きになったときに自分の気持ちをちゃんと口にできること。僕自身、どちらかと言えば、好き嫌いをはっきり伝えられないタイプだと思うので」

 裕福な家庭に育ったイケメンだが、ヒロインには思いが届かず、ふっきるため“世の中には、もっとかわいい女の子がいるはず”と合コンに繰り出す姿は、とにかく愛らしい。

「テオがかわいそうだとも思ったけど、誰しもが経験する感情だと思います。(同年代ばかりの)共演者とは連絡をとりあう仲。ある暑い日の撮影では、あまりに楽しくてふざけ合ってしまい、監督からカットをもらえなかったこともありました(笑)」

 これまででいちばん濃厚というキスシーンも話題になった今作を見ると、ミンホが言った「自分がどんな20歳だったか、当時を思い出してもらえたら」を実践してしまうはず。

 CS(スカパー!/ケーブルテレビ)・衛星劇場にて日本初放送中。毎週水曜 23時~(2話連続放送)。再放送 翌毎週火曜 13時30分~。