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  “片想い”をテーマにした恋愛アンソロジー映画『全員、片想い』(7月2日全国ロードショー)に出演した中川大志と千葉雄大。

中川「片想いって、相手のことを自分の理想に合わせて妄想できるじゃないですか。どういう家に住んでいるのかな、とか。そういう時間が楽しいですよね」

千葉「でも切なくない? あんまり片想い期間が長いとじれったくなっちゃうし、早く実らせたいって思ったら切ない気持ちのほうが多い気がする」

 中川が出演するのは、幼なじみとの甘酸っぱい片想いを描いた『MY NICKNAME is BUTATCHI』。千葉の作品は、イトコ同士の不思議な同居生活を描いた『あさはんのゆげ』。

 過去に、ドラマ『水球ヤンキース』などで共演経験がある2人は、インタビュー序盤から片想い論が両極端な結果に。今をときめく2人にリアルな恋愛トークを聞いた。

――モテると思いますが、片想い経験は?

中川「僕いつも思うんですけど、そうやってモテる前提で質問するのよくないですよ!(笑)」

千葉「難しいですよね、この質問。でも本当に、告白されることなんて多くないですし、ご想像にお任せしますってことで勘弁してください(笑)」

――恋に落ちる瞬間は? 一目惚れはアリ?

千葉「今までに一目惚れはしたことないなぁ。まずは友達として仲よくなってから徐々に気になるってタイプだと思います」

中川「でも、男は一目惚れ多いって言いません?」

千葉「うーん、確かに」

中川「僕は外見にこだわりがあるわけじゃないんですけど、カフェの店員さんってステキに見える気がするんです。キャビンアテンダントさんとか……」

千葉「好きっていうか、目がいくなぁっていうのはあるかもしれない。看護師さんとか?(笑)」

中川「そこから発展するってことはないんですけどね。次の日にはもう忘れているから(笑)」

――自分がもし女の子だったら、お互いのこと恋愛対象に入る?

中川「僕は入ります! 千葉くんは頼りがいがあるし、何事にも動じないところがすごくカッコいい。僕がよく落ち着きがないって言われちゃうので(笑)。頼れるお兄さんに、“ついていきます!”って感じです」

千葉「(中川は)可愛いって感じですよね、やっぱり年下なので。引っ張ってくれるイメージがあんまりわかないから、ごめんなさい(笑)」

中川「……。ショックです(笑)」

千葉「こういうの恥ずかしいよね(笑)」

――夏に行きたいデートプラン、妄想してください

千葉「仲のいい友達何人かと海に行ってワーッて盛り上がって、日が落ちてきたころにコッソリ合図を出しあって2人だけで抜け出すとか……」

(中川が千葉を真顔で見つめる)

千葉「なんだよ、いいじゃん。俺だって妄想する自由はあるんだよっ!」

中川「違います! 抜け出すってめっちゃいいなと思って……」

千葉「なんだ(笑)。いいよね。いやでも、妄想ですよ。やったことないですからね!!」

中川「僕は島に行きたいです。人が全然住んでない島」

千葉「無人島デートってこと?(笑)」

中川「ちょっとリアリティーないですかね(笑)。でも、都会より自然の多い場所で2人でゆっくりしたいです」

――今、恋をしていますか?

中川「え~! していますって言ったらどうなりますか?(笑)」

千葉「それが大きく書かれるよ(笑)。恋と言えば、僕は毎年夏フェスに行くことが生きがいで、汗だくで暴れることが好き。だから夏は毎年(音楽に)恋しています。それこそ、ずっと片想いです」

中川「じゃあ僕は釣りかな。時間ができたら釣り堀でボーッと過ごします。考え事があるときでも、釣りをしている間は“無”になれるから好きなんです」

――恋をしたら、周りに気づかれるタイプ?

千葉「気づかれないと思うけど、例えば、その恋が実ったら逆に一緒にいるのが恥ずかしくなっちゃうかもしれない。それで周りに怪しまれるタイプかも」

中川「僕も、逆にしゃべれなくなっちゃうかも。好き! って思った瞬間からぎこちなくなって、今までどおり接することができなくなりそう」

――相手には自分からアクションを起こす?

千葉「連絡はマメにとるようになると思います」

中川「告白も、されるよりは自分から伝えたい。だから女の子からガンガン来られちゃうと引いちゃうかな」

千葉「大志は追いかけたい派だね」

中川「追いかけたいです!!」

撮影/廣瀬靖士