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 '06年3月のデビューから10年。赤西仁、田中聖、田口淳之介の脱退を経て、ついに亀梨和也、中丸雄一、上田竜也の3人になるKAT-TUN。元スタッフが、KAT-TUNの素顔を明かしてくれた。

 '05年10月から'07年1月まで日本テレビ系で放送されていた、松本潤や和田アキ子がレギュラー出演する音楽バラエティー番組『ウタワラ』。それにKAT-TUNが出演した際、赤西が松本を呼び捨てにするシーンがあった。

松本「やっぱし、デビューとか決まると先輩のこと呼び捨てにできるようになるんだよな!」

赤西「今日だってね、おはようございますって言ったのにシカトするんですよ」

和田「やなヤツぅ~」

赤西「最初は冗談かなと思って。2人でエレベーターに乗ったんですよ。で、また、今日よろしくお願いしますって言ったら(顔を向ける素振りをして)にらんで終わり」

 どこまで本当の話かも想像がつかないし、今もってファンの間では「あれはリアル? それとも冗談?」と伝説になっているのだ。

 KAT-TUNと嵐は共演が少なくて不仲説も根強いが、その一因ともいえよう。そもそも、こんなことをテレビでしゃべっていたのが現在では信じられない。

「エレベーターの話なんかは実は本当で、松潤はテレビカメラが回ってないところでは赤西に愛想よくしたくなかったんですよ」(元スタッフ)

 オンエアではうまく編集されて笑えるネタになっていたけど、実はドラマは舞台裏まで続いていたそうで……。

「収録が終わってKAT-TUNが出るときに、(先輩の)松潤に挨拶するから、赤西に“挨拶行こう”って言ったんですよ。赤西は“行きたくないんですけど”“ホント感じ悪いです”って言っていて」

 納得いかない様子の赤西も含めた6人をなんとか説得して松潤の楽屋へ。

「そしたら松潤がシカトするかなと思ったら、“赤西、さっきごめんね。なんか嫌な思いさせちゃったかな。デビュー頑張れよ。応援しているから。じゃあな”って」

 松本が大人の対応をしていたというのだ。しゃべりたくないくらい嫌いだったはずだが、「さっきはすみませんでした」と、ちゃんと挨拶に来た赤西に対して、「いや、大丈夫だよ。頑張れよ」と。

「先輩としていいとこ見せたなって思いました」(元スタッフ)

 お互いを意識し合っていたのは確かだが、ちゃんと仲直りもしていたのだ。ヒリついた関係ばかりでなく、気遣いもできるのが両グループの素敵な関係。

 こんな話もある。ジャニーズ野球の帰り、日比谷から事務所のミニバンに亀梨と相葉雅紀が一緒に乗って帰った。

「真ん中の列に亀梨が座って、いちばん後ろに相葉ちゃんが。同じ方向なんで」(元スタッフ)

 途中、渋谷で亀梨が、「僕ここで降ります。渋谷で大丈夫です」と言い出した。

「先輩と同じ車は申し訳ないし、広く使ってもらったほうが相葉さんが休めるんで、僕ココから電車で帰ります」

 1度言い出したら決してそれを曲げない亀梨は、そのまま車を降りてしまったそう。残された相葉はポツリと、

「亀梨、そんなに気遣わなくていいのにね。俺そんな怖いのかな?」

 そう言いながらも「あいつ、いいやつだよね」とほっこりしていたそう。