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 「キレる」といえば若者の代名詞だったが、最近はキレる高齢者が増加。事件に発展するケースも増えている。そこで、ラッパーで実業家のTOMOROさんに話を聞いた。

「ビジネスの場でも、暴走する社長・重役老人が増えていると感じます。つい先日も約束していた入金を反故にされたので怒りをあらわにしたところ、逆ギレされたうえに意味不明な言いがかりをつけられました」

 暴走する人は、自分が高齢者だという自覚がないと指摘する。

「高齢者は自らの力の衰えを自覚する反面、自覚以上に衰えているとは思っていない。ところが、周りは以前よりかなり衰えたとその人物を見る。そのズレが老人たちの感情を逆なでするのでは?」

 そんな暴走老人の対策をこうアドバイス。

「そんな暴走を緩やかにさせるためには、リスペクトしている姿勢を見せること。僕は仕事で暴走された際には自分がその人に対していかにすごい人物だと感じているか、敬意を払う姿勢を見せつつ丁重に仕事の関係を絶ちます。とはいえ、人生の大先輩から学ぶものは少なくないので人間関係までは絶たないように心がけています」