ご成婚前、同窓会に出席されたときの1枚('91年2月)

 皇太子妃雅子さまは小学3年から高校1年まで、都内でも有数のお嬢様学校である「田園調布雙葉学園」に通われていた。

「田雙の中学時代には、野球好きだった雅子さまは、ソフトボール部を立ち上げ、中3のときには世田谷区大会で優勝するほど熱中されていました。

 最近は、雅子さまのご指導もあり、愛子さまは中学の球技大会のソフトボールで活躍されました」(皇室ジャーナリスト)

 そんな思い出のつまった28回生の学年会(同窓会)が、この7月17日に行われ、雅子さまはお忍びで出席されたのだ。

「昨年の同窓会では、雅子さまは急に用事が入ったそうで欠席されたのですが、今年はいらっしゃいました。

 生前退位の報道があった直後だったので、少し心配でしたが、とても笑顔で楽しそうな様子で安心しました」

 そう話してくれたのは、雅子さまの同窓生Aさん。

 都内にある会員制社交クラブで開かれた今回の会は、陛下が「生前退位」の意向をもたれているとのNHKの報道があってから4日後のことだった─。

「7月の同窓会はビュッフェ形式で、雅子さまも食べものを取りに行かれることもありましたよ。

 ただ、お話しするのがメインなので、そんな頻繁にというわけではなかったです」(Aさん)

ソフトボールで優勝されたときの雅子さま('78年)

 ベージュの上品なスーツで同窓生と歓談されていたという雅子さま。

「テレビなどで見るのと同窓会で会うときとは、雅子さまの表情は違いますね。

 普段の公務など、重くのしかかってくるものがあって大変だと思うので、同窓会ではいつもリラックスされている様子ですし、笑顔ですごく楽しそうです」(同窓生Bさん)

 当日、雅子さまと話す機会があったCさんは、こんなやりとりを披露してくれた。

「雅子さまはとてもお元気そうで、“Cさんは、フワフワしているから交通事故とかに気をつけてね”と茶目っ気まじりに声をかけてくださいました。

 愛子さまの話もしたのですが、テレビで見る愛子さまのピンクや青色の服がかわいいですねと言ったら、すごく喜ばれていました。ご自身と愛子さまが、同じくらいの身長になったことを笑顔で話されていました。

 今後、皇后になられても、雅子さまは昔から性格もいいし、頭もいい方なので大丈夫だと思いますよ」

 長年の療養生活もあり、雅子さまに「次の皇后」としての“資質”が問われることもあるが、同窓生Dさんはこう話す。

「基本的に雅子さまは相手に質問して、その人の話を聞くほうなので、自分のことはあまりお話しになりません。

 昔から人気者で周りに人が寄ってくるような方でした。外務省出身で語学も堪能ですし、皇后になられても、そういった国際親善で力を発揮されると思いますよ」