ジャニーズ事務所の大黒柱・ジャニーさん秘話
時代を彩るアイドルを発掘、育成してきた稀代のプロデューサー“ジャニーさん”は、ほとんどメディアの前に姿を現さず、常に裏方に徹してきたため、その素顔を知る者は少ない。今回、そんな彼の仕事場での顔やプライベート、そして、まことしやかに流れるあの“疑惑”についても徹底調査!

喫茶店の永久予約席

 Jr.たちの公演によく足を運んでいるジャニーさん。

「帝国劇場ではジャニーズの公演がよく行われていますが、ジャニーさんは観劇の際は毎回、地下の飲食店街にある喫茶店『R』に行きます。

 お店ではジャニーさんがいつ来店してもいいように、入り口付近のテーブル席には常に“予約席”の札が置かれているんですよ。これは昼どきなどで混雑したときでもそのままです」(舞台関係者)

 ジャニーさんのお気に入りはシロップをたっぷり入れ、さらに砂糖も入れた甘々のアイスティーだという。

情熱的なアドバイス

 現在は舞台を中心に活動し、『滝沢歌舞伎』では、演出も手がけている滝沢秀明。

「演出を任せたといっても、ジャニーさんはよく口を出しています。口癖のように言うのは“もっと派手にしなきゃダメだよ!”だそう。また、こういった演出に関してのアドバイスは直前になって言うことも多く、現場は混乱しているとか」(前出・舞台関係者)

海外ファンへの優しさ

 日本だけでなく、中国や韓国などでも人気のジャニーズ。

「中国でKinKi Kidsのコンサートがあったとき、強い雨のなか長時間お客さんが開場を待っていました。そのとき温かいペットボトルのお茶を配ったのは、なんとジャニーさん本人だったんです。

 また、別のコンサートでは並んでいるファンを気遣って、“開けちゃいなよ”と、開場を早めたこともありました」(ワイドショースタッフ)

面接前の抜き打ち審査

 優しい一面もあるけれど、仕事に関しては厳しく“プロ”なジャニーさん。

「ジャニーズ事務所は赤坂にある事務所でオーディションをするときがあります。その当日、最寄り駅から事務所までの道に車が止まっているんです。

 後部座席に乗っているのは、なんとジャニーさん。歩いてくる候補者をひとりひとり、その時点でチェックしているんです。面接だけではわからない普段の立ち居振る舞いを見るのが狙いだとか」(制作会社社員)

 ちなみに、ジャニーズのオーディションには年齢制限がない(親権者の承諾が必要)。

自分だけに聞こえる音

 感受性が豊かすぎるのか、こんなエピソードも。

「KAT-TUNの中丸クンがボイスパーカッションをしていたとき、ジャニーさんが、“何か音が鳴ってない?”と、その場にいたメンバーに聞いたそう。

 みな中丸クンのボイパを聞き慣れていて、その音のことを言っているとわからず、何も鳴っていないですと言うと“え!? 僕だけ聞こえるの!?”と、ひとりパニックになったそう」(テレビ局関係者)

収録後のプレゼント

 これまではNEWSやKAT-TUN、現在はSexy Zoneと、ジャニーズの面々が多数出演してきた『ザ少年倶楽部』(NHK)。

「すでにデビューしているメンバーだけでなく、Jr.の子もたくさん出演するためか番組収録にはよくジャニーさんが立ち会っています。収録後はNHKの食堂で毎回、出演者たちに“何か買いなよ”と、数千円ずつおこづかいを渡しています」(NHK関係者)

運転手に手料理まで

 ジャニーさんの優しさはおこづかいだけではない。

「KinKi Kidsくらいの世代までは、合宿所からレッスン場までジャニーさんが自ら運転する車で送り迎えをし、さらには料理まで作ってくれていたそうです。

 ただ、お手製の料理の味はあまり美味しくないらしいですが……。ちなみにキンキの2人に電話をかけるときは、自分からかけているのに“どっち?”と聞くとか」(前出・テレビ局関係者)

1位は当たり前

 ベテラングループも若かりしころに雷を落とされていた。

「アンコールの際に、盛り上がりすぎて、パンツ一丁になったTOKIOに怒ったジャニーさんは“楽器にパンツが隠れて、全裸みたいに見えるじゃない!”と一喝したそうです」(音楽雑誌ライター)

 リーダーの城島は、'01年にTOKIOが初めてCDランキングで1位を獲得した際、うれしくてジャニーさんに電話したが、「何言ってんの。YOU、キンキなんて毎回1位だよ」と怒られたという。

YOUと呼ばれない人

 自社タレントを「YOU」と呼ぶのは有名だが、例外も。

「関ジャニ8の横山裕クンだけは“ヨコ”と呼ばれています。しかし、機嫌が悪いときは“白いの”(苦笑)。そもそも彼は、ジャニーさんから本名は覚えづらいからという理由で“ユウ”という芸名になったのですが……」(前出・テレビ局関係者)

嵐・大野に激怒のワケ

 体調が悪いにもかかわらず怒られたメンバーも……。

「嵐の大野クンが熱を出したとき、ジャニーさんは体温計代として2万円渡したそう。2万円は多すぎるので、大野クンはそのほかに必要なものをそろえるために多くお金をくれたと思い、すべて使い切ってしまったところ、ジャニーさんにそんな意図はなかったらしく、大激怒されたとか」(芸能プロ関係者)

留守番電話はすべて英語で

 アメリカはロサンゼルス生まれの帰国子女のジャニーさん。今でもアメリカンなスタイルが抜けないようで……?

「ジャニーさんがタッキーに留守録を残したとき、すべて英語で残したそうなんです。その理由は、“音声案内が英語だったから、英語じゃないとダメかと思った”だとか」(前出・芸能プロ関係者)

 英語が堪能なジャニーさんは、実は20代のころ、アメリカ大使館で通訳として勤務、また英語教師の経験もある。

男の子の好みは

 多くのイケメンアイドルを育ててきたジャニーさんは、どんな男の子が好きなのか?

「まじめな子より、不良っぽい子のほうが好みだったと思います。仕事として気に入ってたのか、男の子としてかわかりませんが、目をかけられた子はよく合宿所などで、腕や脚をマッサージされてましたよ」(元ジャニーズJr.)

成功するカギは

 ジャニーさんには昔から、ある“疑惑”があるけど……。

「気に入ったJr.には“YOU、うちに遊びにきなよ”と部屋のカギを渡す。都内にいくつか家があって、杉並にある一軒家には部屋がいくつもあるそう。

 カギをもらったJr.は、ついに自分のところに来たか、と実感するそうで、それは未来への扉を開く“カギ”になるとか……」(前出・芸能プロ関係者)

ホテルをプレゼント

 “お気に入り”は住む場所も優遇されていたよう。

「昔は所属タレントが住む寮が都内にあり、はじめは原宿、そのあと六本木と移りました。特にお気に入りの子は、寮ではなく、ほど近くの高級ホテルに部屋を取ってもらっていたそうです」(前出・芸能プロ関係者)

 高級ホテルで暮らせるのはうれしいけど、たまにジャニーさんの“ルームサービス”があると思うと……。