木曜ドラマ『黒い十人の女』に出演する佐藤仁美 撮影/高梨俊浩

『とと姉ちゃん』では、雑誌の企画を通じてヒロインの友人になる康恵役を演じた佐藤仁美。9月29日スタートの『黒い十人の女』(深夜11時59分〜 読売テレビ/日本テレビ系)では、船越英一郎演じる主人公の不倫相手のひとりである弥上美羽を演じる。

「20代後半から、主婦の役ばかりですね。今回も中学生の子どもがいるのに、不倫をするという役柄で。子どもはドラマの中だけでいいかな(笑)。

 相手も巻き込んでしまい、誰も得しないので不倫はダメだと思います。でも今回の作品は、脚本を担当するバカリズムさんがコメディータッチでテンポよく描いているから、不倫というテーマもまったく重く感じさせないんですよね。私も劇中で何回、白目を剝いたことか(笑)」

 不倫する人の気持ちはわかる?

「私は絶対ありえないけど、もし旦那が不倫したら1〜2回は許しちゃうかも。

 若いころ、当時付き合っていた彼氏が浮気をしたことがあったのですが、気づかないフリをしてどんな行動に出るかひたすら観察していましたね。そのときに学んだことは、“携帯には魔物がすんでいる”。人の携帯を見ていいことはない(笑)」

 ちなみに好きな男性のタイプは?

「お酒が飲めて面白い人。プラス健康的でまじめな人ですね。アラフォーになると健康面も重要(笑)。でも、よく行くのが新宿2丁目なので、男性と出会う機会はないですね……」

 新宿2丁目の飲み屋は、役づくりの参考になっているそう。

「今回の役はみんなをひっかき回す役なので、男性が見たら嫌な女だなって思うはず。そんな女の嫉妬っぽい部分は2丁目のおネエたちからほとんど拾っているんですよ。おかげで、稼ぎのほとんどは酒代とタクシー代で消えていますね(笑)」

 最近ハマっているものを聞くと、

「もっぱらお酒と『ポケモンGO』ですね。昨日、日本で捕まえられるポケモン(142種類)をコンプリートしたんですよ! 最後はケーシーの進化系・フーディンでした。現在のトレーナーレベルは29。

 巣(特定のポケモンが出現しやすい)になっている公園に行ったり、いわゆる“ガチ勢”(本気のゲーマー)ですね(笑)。日本は制覇したので、海外ロケが入らないかなと期待しているところです」