『肉骨茶 ディーンスペシャル』は2500円での提供

「電話がとにかくずっと鳴っているというのと、ネットの予約も普段の3倍になりました。ディナーは常に満席で、通常の倍の、1日100人ほどの方がいらっしゃいます」

 うれしい悲鳴を聞かせてくれたのは、『エビス新東記』の鳥居啓大店長。

「10月13日に放送された『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)にディーン・フジオカさんがゲスト出演。“シンガポール式のおいしい肉骨茶(バクテー)を出してくれる店を探してほしい”という企画で、スタッフがロケ地として選んだのが同店でした」(テレビ誌ライター)

 この収録時にディーンのこだわりが大爆発。

「出されたバクテーのスープをひと口飲むと“僕が求めているタイプの流派”とは言ったものの、“シナモンと山椒と白こしょうを抑えて、黒こしょうをもうちょっと前に出して。八角とかシナモンスティックを入れないほうがもしかしたらいいかもしれない”など、理想を連発していました」(前出・テレビ誌ライター)

 さすが“こだわりの男”。スープを少し飲んだだけでこれほどの注文が。その後、スタジオにて彼の要望を反映したバクテーを鳥居店長が実際に提供することに。

「おおむね理想に近いとディーンさんは褒めていましたよ。このメニューを『肉骨茶 ディーンスペシャル』として、期間限定で出すことも決まりました」(制作会社スタッフ)

 数日後に記者が店を訪れると、すでに予約でいっぱい。ファンとおぼしき女性グループのテーブルにはもちろん“ディーンスペシャル”が。“おディーン様効果”は絶大だ。

 店長の口から本人も再訪していたという驚きの事実を聞くことができた。

「ディーンさんは収録で来られた後に、プライベートでも3回ほど来ていただいております。バクテーやフィッシュヘッドカレーや野菜炒めなどをご注文なさいました」

 そこではどんな話をしていたのだろうか。

「“(収録のときは)めんどくさい注文をして、すみませんでした”とはにかみながらおっしゃっていましたよ(笑)」(鳥居店長)

 なんという素敵なアフターケア。このディーンスペシャルは10月14日〜21日までだったけど、今後のレギュラー化の可能性を聞いてみた。

「いえ、とりあえずは1週間のみ限定ということでやっております」(鳥居店長)