体調不良、あなたはどのように受け止めますか
『わたしが神さまから聞いたお金の話をしてもいいですか?』『神さまのお告げで教わった! 井内由佳のしあわせスパイラル』などの著書がベストセラーとなった井内由佳。そんな彼女は、1989年のある日、神さまのお告げが降りる。それ以降、神さまのお告げで教わった「幸せになるための考え方」を伝え続けているという。隔週で連載している『神さまの幸福論』では、井内先生に寄せられた人生相談と、その回答をお見せします。今回は、ずっと耳鳴りがするという方からのご相談です。体調がずっと優れないでいると、「これは何かのサイン?」と思うときがあります。どんな意味があるのか、井内先生に答えていただきました。

Q:2年くらい耳鳴りがしていますが、これは、人の言われたことに対しての受け取りかたを改めなさいということなんでしょうか? 最初は蚊が鳴くくらいだったのが、今は金属音がキーンとなってます。耳が聞こえなくなるといけないと最近思うようになり、耳鼻科に行き始めました。漢方薬をもらったけど、あまり変わりません。もし、神様のサインなのであれば教えてほしいです。

井内先生からの回答

A:身体に不調があるとき、わたしたちはつい物理的な原因を探ろうとしますよね。

 例えば糖尿病になるのは、美食が過ぎるからとか、肝臓が悪くなるのは、お酒を飲み過ぎるから、肺が悪くなるのはタバコを吸うからとか。

 でも、あなたの周りにもいませんか? タバコを吸ってないのに、肺の悪い人、美食家だとは思えないのに糖尿病の人、お酒を飲まないのに肝臓の悪い人。

 そうなんです。生活習慣だけで病気が決まるのではなく、やっぱりその人の考え方や生き方が身体に大きな影響を及ぼすのです。つまり「こころと身体は繋がっている」ということです。

 だけど、大きな病気をする前に、神さまはその人にサインを送ります。それが身体の不調です。例えば、腰が痛い、頭痛がする、ちょっとした怪我、などなどです。

 神さまがわたしたちにサインを送ってくださるのは「一度立ち止まって考えなさい。いまの考え方ではいけませんよ」とおっしゃりたいからなのです。そしてそのサインは数回ありますが、それで気づくことができなければ、病気へと進行していくことになるのです。

 あなたの「耳鳴り」も、神さまからのサインです。

 耳鳴りという形でくるサインは、あなたの周りに嫌なことを言う人がいて、あなたが「その人の言うことを聞きたくない、鬱陶しい」と思っているときに起こる現象です。そう思う相手があなたの身近にいませんか?

 でも神さまがおっしゃりたいのは、「その人の言葉の中に、あなたにとってとても“大切な言葉”がありますよ。腹を立てず、鬱陶しがらず、謙虚になって耳を傾けてごらんなさい。きっと道が開けますよ〜」ということなんです。

 人は、自分自身をきちんと知ることができたとき、道が開くのです。なぜなら、一番的確な努力ができるからです。自分自身を知らない人は、見当違いな努力をするのです。自分の悪いところを知って、そこを改める努力ができれば、身体だけでなく、人間関係も、お金の流れも変わっていくのです。

 自分自身の悪いところは、身近な人から言われる「苦言」の中に隠されているのです。

 あなたも、神さまからのサインをありがたく受け取って、しあわせの扉をさらにまたひとつ開けてくださいね。


《プロフィール》井内由佳(いうち・ゆか)◎福岡県生まれ。福岡大学商学部卒業。大学卒業後、株式会社リクルートに入社。1989年に神さまのお告げが降りる。1991年より夫が経営する輸入車販売会社の取締役を務めるのかたわら、自宅で人々の相談に応じ、神さまのお告げで教わった「幸せになるための考え方」を伝え続けている。福岡市在住で二男二女の母として、毎日、楽しく、嬉しく暮らしている。【公式携帯サイトhttp://iuchi.augury.jp/】