真野恵里菜 撮影/佐藤靖彦

『とと姉ちゃん』の早乙女朱美役を演じて注目を集めた真野恵里菜。出演期間は長くなかったが、ヒロイン・常子(高畑充希)を厳しく指導する先輩タイピスト役で強く印象を残した。

「街中では“早乙女さんですか?”と役名で声をかけられることが増えました。出演期間が終わっても、奥さま世代の方に、“もう出ないの?”と言ってもらえたり、素敵な役に出会えてうれしかったですね」

 モーニング娘。らが所属するハロー!プロジェクトからソロアイドルとしてデビュー。'13 年に卒業した後、本格的に女優活動を開始した。

「人前に立ち、可愛いねと言ってもらえるアイドル活動をしていたので、それまでのイメージを崩すのが怖いなって思う部分もありました。例えば意地悪な役をやることで嫌われちゃったらどうしようとか。でも、いつの間にかそういう癖のある役を演じることが好きになっちゃって(笑)。画面を通して嫌われるということは、お芝居が伝わっている証拠ですから」

 女優としての姿勢を学んだのは、くしくも『とと姉ちゃん』でも共演した高畑充希だという。

「もっと世間を知らなきゃ」

「5年前に舞台『美男(イケメン)ですね』でご一緒したのですが、私はアイドルだったから常にマネージャーと行動をともにしていたんです。でも充希ちゃんはひとりで稽古に来て、ひとりで帰っていく。それを見て自分が甘えていたことに気づき、もっと世間を知らなきゃいけないなって思うようになりました」

 現在放送中の『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系・毎週火曜夜10時〜)ではヒロイン・みくり(新垣結衣)の親友で元ヤンで1児の母親である田中安恵を演じている。

「よくしゃべって、よく食べる女の子っぽくないところとかは自分に似ているので演じやすいですね(笑)。朝ドラに続き話題作に出演させてもらえ、頑張らなきゃと奮い立っています。笑えてキュンとできるので、この作品を見て恋をしたいなって思っていただければ。でも、旦那に浮気をされてしまう“やっさん”のようにはならず、みなさんには素敵な恋愛をしていただきたいですね(笑)」

<プロフィール>
真野恵里菜(まの・えりな)
和服姿で出演中の黄桜『呑』CMも話題。出演映画『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』が公開中。デビュー10周年を記念した写真集『陽炎 -KAGEROH-』が11月25日に発売される