『仮面ライダーエグゼイド』で、主役の宝生永夢を演じている飯島寛騎 撮影/佐藤靖彦

「ライダーでは『龍騎』(2002年〜'03年)が好きなんです。僕の寛騎と同じ“騎”という文字が入っているので熱心に見ていました。今、自分自身がその龍騎と同じ、主役という立ち位置にいるというのがすごく不思議な感覚です」

『仮面ライダーエグゼイド』で、主役の宝生永夢を演じている飯島寛騎。

 昨年、『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』でグランプリを獲得。ドラマ初出演にして仮面ライダーの主役というシンデレラボーイの現役大学生。でも、最近は……、

「大学が地元の札幌なので、全然通えていないんです。今も在籍はしていますけど、これからどうしようかと考えているところです」

 札幌から東京に出てきて約1年。まだ身体はなじめないようで、

「やっぱり暑いのはツラかったですね。寒さはまだまだ大丈夫ですけど、北海道のガツンとした寒さと違って、こっちはじんわりくる寒さじゃないですか。一番イヤなタイプなんです(笑)。あと電車のラッシュ。東京に来てあの混雑を初体験しました。もう“やめてくれ!”って感じですよ(笑)」

 でも“住めば都”もある様子。

「北海道にはほとんどない、秋があるっていいですよね。15度くらいのちょうどいい気温が続きますから」

飯島寛騎 撮影/佐藤靖彦

休日の“ライダー”は何してるの?

 札幌ではアパレル系のお店でバイトをしていたそう。やっぱりファッションについては興味があるようで、

「休みの日には、たまに古着とか好きなブランドのお店にふらっと行ったりします。いいな、と思ったものがあったらパッと買うという感じです」

 そのとき“永夢くん”と声をかけられる?

「いえ、かけられないんですよ。たまに電車で子どもに“たぶんエグゼイドだ”という目でジロッと見られるんですけど、携帯をいじって気がつかないふりをしています(笑)」

 慣れない東京生活の中、撮影現場でも苦労しているという彼。

「現場は思っていたよりキツいです(笑)。ダメ出しもたくさんいただきますし。でも、たまに僕の意見も“それいいね”って採用されたりもして。そのときはやっぱりうれしいですね」

 俳優として、これからどう活動していきたい?

「エグゼイドは来年の秋くらいに終わっちゃうじゃないですか。そのあとのためにも、今はいろいろ頑張って“飯島寛騎”という自分の個性を出したいなと。名前を知ってもらって、ステップアップしたいです!」

<作品紹介>
『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr. パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』

「エグゼイド&ゴースト」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

仮面ライダーエグゼイド、仮面ライダーゴースト、ほか5人のレジェンドライダーが、人類を危機に陥れるゲームウイルス生命体『パックマン』とバトルを繰り広げる特撮アクション。全国で公開中。