1月23日、女優・江角マキコが芸能界を引退する意向であることを発表。24日発売の『女性自身』にて不倫疑惑も報じられるなか、夫がマスコミに対し口を開いたことについて、フィフィは怒りを隠し切れないようだ。

江角の夫の言動は、子どもリスクを負わせる行為

'10年2月23日、娘を幼稚園に送り届けて帰宅する江角マキ子

 今回の件を知ったとき、何かしらトラブルがあるんだろうな、そしてそれをマスコミにすっぱ抜かれたのかなと思ったの。だけど、実際には江角さんの夫がふたりのプライベートな関係を事細かに語っていると聞いて驚きました。

 たしかに江角さんに対しては、マネジャーさんによる長嶋一茂さん宅への落書き疑惑もありましたし、カッとなりやすいんだろうな、あれだけお綺麗だからプライドも高いんだろうなというイメージはありましたね。その点で、彼女を支える身近な人たちは特に気を遣ってきたんじゃないかな。

 だけど、いくら彼女への不満がつのったとしても、メディアに出る人間のプライベートな部分を感情に任せてベラベラ喋ってしまうのは反則だと思うんです。

 ましてやこの夫はテレビ局員。メディアに携わる人間として、妻のプライベートを喋れば、世間から面白おかしく消費されてしまうということくらいはわかっているはずです。

 そして重要なのは、彼は江角さんに対して鬱憤を晴らしているつもりかもしれないけど、これは子どもにリスクを負わせる行為に他なりません。夫婦ともに「子どものため」と言っているようですが、一番の被害者、つらい思いをするのはその子どもです。子どもをもつ芸能人たちは、自分たちのスキャンダルが思わぬカタチで我が子の日常生活を脅かす可能性があることを自覚するべきです。

夫婦間のトラブルを話しても、誰も救ってはくれない

 私自身も、いつでも夫婦円満だったというわけではありません。私に対して夫が不満を持つことも多いと思います。だけど夫が、それを外に向けてベラベラ喋ることはありません。それは子どものことを思っているから。

 夫婦間のトラブルを話せば、周りは一時的に、可哀想だと同情してくれるかもしれない。言っている本人もストレスを発散できるかもしれない。だけど、人は好奇心で聞いているだけであって、面白おかしく消費されておしまい。誰も救ってはくれません。

 巷の井戸端会議もそうだよね。話したところで何も解決にもならないし、誰も助けてはくれない。むしろ新たな問題が起きるだけです。今回、江角さんの夫はまさにそれをやってしまった。自ら余計に悩みの種をばらまいてしまいましたね。

《構成・文/岸沙織》