1月、中居らと独立、新事務所設立をIさんに直撃するも明言を避けた

 ジャニーズ事務所が軟化しているとの向きがあるらしい。メリー副社長と元マネージャーのIさんとの対立から始まったとされるSMAPの独立、解散騒動。ジャニーズ残留を決めた木村以外の4人のメンバーは、“しこり”を残したまま昨年9月に契約更新を交わしたのだった。

「Iさんは“追放”同然だっただけに、メンバーを受け入れるのにはほかの大手事務所といえども気を遣うもの。この問題をクリアにしないと、独立しても先細りになりかねない」(芸能プロ関係者)

 とはいうものの、どうやら事態は好転しているようだ。早ければ新年度を迎える4月には中居らはIさんが実質的に仕切る新事務所に移籍。個人の新しい仕事のオファーも順次受け入れていくという。

“芸能界のドン”と呼ばれる大手事務所社長、ほか芸能プロダクションの重鎮らが中居らの独立に働きかけているというのです。解散騒動はジャニーズのイメージダウンだけでなく、芸能界全体にも大きな影響を及ぼしました。これ以上ファン、さらに世間を敵に回すことはできない」(前出・芸能プロ関係者)

 とはいえ、すんなりと4人の独立を認めるわけにもいかない。こんな“見返り”が用意されたという。

 4月スタートのフジテレビ系月9ドラマ『貴族探偵』に主演する嵐の相葉雅紀。低迷する月9の“救世主”として期待されるが、主役1人ではどうにもならない。そこで、

中山美穂、仲間由紀恵、武井咲、井川遥、松重豊ら主役級豪華キャストがズラリとそろいました。実はこの裏には“芸能界全体からジャニーズ事務所へのメッセージ”が込められているのだとか。

 名だたる各大手芸能事務所がジャニーズドラマに有無を言わせずに協力する。“4人をスムーズに退社させてやってくれ”と、いわば“貸し”がつけられたとも」(芸能プロ幹部)

 嵐を育てたJ副社長は、フジテレビの亀山千広社長とも親しい仲。今後の月9、そしてジャニーズ復権のためには、悪くはない条件だろう。

 さらに7月の月9では山下智久の『コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命〜』が放送され、来年1月の月9は木村拓哉が満を持して登場すると言われている。

コード・ブルーには『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で好演した新垣結衣らが出演。今では山Pよりも格上の共演者が支えてくれています」(ドラマ制作スタッフ)

 これだけのおぜん立てがあれば、ジャニーズも納得するほかないということだろうか。