2014年の「第7回ベストマザー賞」受賞時の小倉優子

 人気タレントの小倉優子がカリスマ美容師の夫と離婚を発表した。

 2011年にハワイで挙式をした小倉だが、2012年には第一子を出産するなど、グラビアアイドル出身のいちタレントから人気ママタレとして華麗な転身を果たし、ママ雑誌の表紙からレシピ本出版、CM出演など、まさに「ママタレの王道」をばく進していた。

 しかし、なんと小倉が第二子妊娠を発表した2016年6月の2か月後に、夫が小倉の所属事務所の後輩と不倫したことが報じられ、そのあと「今後の結婚生活を見つめ直すいいきっかけにしたい」と前向きなコメントを発表したが、あえなく今年のひな祭りに離婚。

 小倉といえば、他のタレントもうらやむほどママタレ業も順調で、良妻のイメージがあったが、実際は夫がキャバ嬢相手に「(料理)本を出してるくせにまずいんだよ」と愚痴を漏らしていたとの報道もある。

 他にも、安田美沙子スザンヌなど、グラビア出身の妻が夫に不倫されるケースは多いが、モテる・可愛いの代表格である「愛され系グラビア出身妻」がなぜ不倫されるのか? “不倫サレ妻”について、美容外科「高須クリニック」高須克弥院長に話を聞いた。

――「可愛い奥様」代表だった小倉優子さんですが、いわゆるふんわり甘くて可愛い“愛され顔”のタレントとして10代から活躍していました。彼女のような“愛され顔”のポイントはどこでしょうか?

高須「結婚発表したときの顔や、ベストマザー賞を受賞したときの小倉さん、まさにこの顔が愛され顔だね! きれいな肌にふっくらした頬、目元は笑み、口角は自然に上がってる。いわゆる幸せオーラがある顔の王道だね。逆に、デビュー当時の小倉さんはちょっと口角が下がり気味だし、愛され顔には欠けるかも」

――愛され顔のアイドルで、結婚後も愛され顔の奥様。ルックスは維持されていたのに、不倫をされて離婚となってしまいましたが、“愛され顔”でも現実の生活で“愛されない”ことは多くあるものでしょうか?

高須「あるある! ありまくるよ! あのね、弱そうでふんわりしたキャワイイタイプは、男がナメるのよ! 逆に、恐妻タイプなんかは反撃が怖いから、内心は愛してなくても、それがバレない努力を男性はすご~くするから、意外に結婚が続くわけ

――優しく可愛い妻=良妻、のイメージですが、まさか恐妻がいいとは! 他にも、同じグラビアアイドル出身の安田美沙子さんやスザンヌさんも、たれ目でふんわり可愛いオーラ満載ですが、夫の不倫が報じられました。

高須「でしょ? ナメられたか、最初からダメンズ好きなタイプの女の子なのかもね、彼女たちは。男なんかそうそう変わらないから、初めから自分にも優しくて、いいことば~っか言う男は、結婚しても外でそれをやるのよ。タネまき好きな野性動物を家で飼おうとしても、飼えませんからね!

――“不倫スル夫”は最初から最後までそのままだと!

高須「そう、元ご主人は結婚前から同じキャラだったんじゃない? 小倉さんは結婚して、子どもができたら変わると期待したのかもしれないけど、男はそう変わりません」

――そのあたりから亀裂が入ったのかもしれませんね。しかし、小倉さん・安田さん・スザンヌさんの3人ともグラビア出身で、スタイル抜群という共通点もあります。セクシーな外見を売りにしていたことが浮気性の男を引き寄せている可能性もあると思いますか?

高須「芸能人だけではなく芸能界にいる人は、人気商売で不特定多数の人を対象にいつも媚を売らないとならないから、そんなタイプの男女がくっついたんんじゃないの~?」

不倫サレ妻の先輩・小川菜摘は結婚も仕事も順調だが…

――なるほど。“不倫サレ妻”といって浮かぶのは、ダウンタウン浜田雅功さんの奥様・小川菜摘さんですが、いわゆる守ってあげたいキャラの小倉さんとは真逆の、「一人でも生きていけそうな女ファイター顔」だと思います。しかし現実は、弱そうな小倉さんは離婚、強そうな小川さんは奥様キャラとして結婚も仕事も順調、と反対の結果になっています。幸せな結婚生活を営むにはどちらの顔が向いてますでしょうか?

小川菜摘

高須「そうね~、いわゆる恐妻タイプは夫を牛耳れることが多いから、女性の満足度は高いかも? それに、恐妻に浮気がバレたら怖すぎるから、夫もとにかく隠ぺい工作をするので、浮気も露見しにくい。だから結果ハッピー♪ってこともあるかもね。とすると、結婚を続けるなら、恐妻顔かな!

――ところで、元グラビア出身の可愛いタレントといえば、芸人の藤井隆さんと結婚した乙葉さんですが。こちらは、離婚危機説もなく円満な関係を築いているようです。“愛され顔”でも不倫されないケースは何が違うのでしょうか?

高須「う~ん、奇跡的に愛し合っている夫婦なのかもしれないけど、もしかして二人とも『仕事用のキャラ装備』をしてるんじゃないの~⁉(笑) おしどり夫婦です!ってやってたほうが今の二人には仕事が増えるだろうしね。おしどり夫婦がいきなり離婚!も芸能界の定番でございます」

――ダークな予想ですね! ブラック院長! ところで、これから小倉さんが再婚、またはシングルマザーとして幸せに暮らすには、どこらへんを意識すると“幸せが訪れる顔”になりますか?

高須「ズバリ! 結婚会見のときの写真をプリントして大事にし、そこに近付けるようにこまめにメンテナンスするといいでしょう! おきれいなんだから、口角を意識し続けてね!」

<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版) 。最新刊は『行ったり来たり僕の札束』(小学館)