5月中旬、ライブ終わりの橋本を直撃。特に動揺する様子はなく、淡々と質問に答えた

もうずっとあの人の借金返済のために働いてるんです

  “あの人”とは、サルサバンド『オルケスタ・デ・ラ・ルス』のボーカルJINこと橋本仁。告発するのは、その妻のAさんだ。

「オルケスタ・デ・ラ・ルスは、日本以上に海外で人気があり、グラミー賞にノミネートされたこともある実力派。JINさんは、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のテーマ曲などソロでも活躍しています」(音楽雑誌ライター)

 音楽好きのタモリもお気に入りで、『ブラタモリ』(NHK)にて井上陽水が歌うテーマ曲は彼らが演奏している。しかし、そんな優れたミュージシャンの評価は家の中ではまったく異なっていたという。

'12年に結婚したときは“仕事しなくていいよ”とか大きなことを言っていましたが、いざ生活費をもらおうとすると、テーブルをひっくり返したり、モノを壊したり……。だから自分のお金を切り崩してました」(前出・Aさん)

 結婚後、各所から借金をして、都内に音楽バーを開くが、1年ほどで閉店となる。

「嫌いな客が来ると追い払ったり、言うことを聞かないと“土下座しろ”と言ったり。借金返済のため、私が銀座のお店で働くことになりました」

 Aさんが銀座で働きだしたある日のこと。朝から橋本と言い争いとなってしまった彼女は、昼ごろに出勤。

またケンカになるのが嫌だったので、その日は近所の母の家に泊まりました。すると翌朝いきなり“離婚してくれ”というLINEが来たんです。

 1度別居することになりましたが、別居から4か月後の話し合いで、借金となった店の運営資金や私が支払った結婚式の費用などを折半した額を支払う約束で離婚するということになったんです

 しかし、その話し合いから1か月後、逆に橋本から「仕事の邪魔をした」という理由で、Aさんは600万円の慰謝料を請求される。

 意見の食い違いから離婚調停となったそのころ、ふたりの共通の知人のSNSに1枚の写真がアップされる。女性と仲睦まじく橋本が肩を抱いているものだ。

おかしいと思って調べてみたら女性の存在が発覚しました。彼女と一緒になりたいから突然、離婚しようと言ってきたんです。実際その女性には“妻とは別れている”と伝えていました

昨年11月、マンションから顔をのぞかせる橋本と付き合っていたという女性

 橋本を直撃したところ、

私の唯一の過ちは婚姻関係にあるときに別の女性と関係を持ったこと。それは過ちですが、彼女の主張はかなり間違っています

 と、妻に反論してきた。

「大きな声を出したこともありますが、それは歌詞を覚えたり集中しているときに声をかけてきたりして、ケンカになったとき。僕も彼女も大声を出してしまって……」

 離婚については、

「彼女が知り合いや事務所の社長に、僕の一方的な悪口を言い回っていたんです。それについて話しても、彼女は自分の悪いところを直すつもりはない。それでは一緒にいることはできないから別れようと伝えました。

 すると、慰謝料も含まれた根拠のない金額が記された書類が届いたんです。そこで、僕が弁護士に相談して離婚調停となりました」

 ふたりは慰謝料のことなどで現在ももめており、離婚は成立していない。

「今年の2月に向こうの弁護士に電話し、“こちらから連絡します”と言われている状況です」(橋本)

「仁さんに何回も連絡してるのに出ないんです」(Aさん)

 1度食い違った歯車は、2度と戻らないのか─。