複数人の顔写真を合成して“平均顔”を作る話題のアプリで、時代を彩った高視聴率女優、抱かれたい男を“平均”してみたら、意外な結果に!

【女編】話題ドラマのヒロインの顔を平均

左が【2000年〜バージョン】、右が【〜2000年バージョン】

【〜2000年バージョン】
大竹しのぶ『男女7人夏物語』('86)
浅野ゆう子『抱きしめたい!』('88)
小泉今日子『愛しあってるかい』('89)
宮沢りえ『いつも誰かに恋してるッ!』('90)
中山美穂『すてきな片想い』('90)
浅野温子『101回目のプロポーズ』('91)
酒井法子『ひとつ屋根の下』('93)
鈴木保奈美『東京ラブストーリー』('91)
常盤貴子『愛していると言ってくれ』('95)
山口智子『ロングバケーション』('96)

【2000年〜バージョン】
松嶋菜々子『やまとなでしこ』('00)
仲間由紀恵『ごくせん』('02)
柴咲コウ『GOOD LUCK!!』('03)
竹内結子『プライド』('04)
天海祐希『BOSS』('09)
綾瀬はるか『-JIN-仁』('09)
米倉涼子『ドクターX~外科医・大門未知子~』('12)
石原さとみ『失恋ショコラティエ』('14)
高畑充希『とと姉ちゃん』('16)
新垣結衣『逃げるは恥だが役に立つ』('16)

「女優の平均顔は『〜2000年バージョン』と『2000年〜バージョン』では明らかに異なるタイプになったように見えます。前者はあごが細くて繊細な女性という印象。一方、後者はあごがガッチリとしていて強そうな女性という感じを受けました」

 そう語るのは、アプリ『平均顔合成ツール Average Face PRO』の開発で、3つの“平均顔”を生み出してくれた『瀬山(p<.05)』さん。時代によって美しさの尺度は移り変わるもの。それでも“イケ面”には共通の傾向がみられるとか。

「一般的に女性の場合、純粋な平均顔よりも、女性性や幼児性が強調されている顔のほうが魅力が高まることは知られています。平均値よりも“少し逸脱した状態”に究極の魅力顔があるのだろうと思います。具体的に、どういう逸脱が究極の美女なのかは不明ですが(笑)」(『瀬山(p<.05)』さん)

【男編】この人たちの“イケ面”を平均

 『週刊女性』の過去の企画「抱かれたい俳優ランキング('15)」のトップ10(斎藤工、福山雅治、西島秀俊、福士蒼汰、向井理、玉木宏、綾野剛、小栗旬、佐藤健、松坂桃李)を選出し平均してみました。

抱かれたい男トップ10(斎藤工、福山雅治、西島秀俊、福士蒼汰、向井理、玉木宏、綾野剛、小栗旬、佐藤健、松坂桃李)の平均顔

 では、『抱かれたい男』の“イケ面度”については?

「周囲の女性に写真を見せたところ“抱かれたい感はない”と回答が(笑)。女性から見た男性の“異性としての魅力”に関わるのは顔全体ではなく、目、鼻、口などのパーツの特徴だという研究結果があります。

 おそらく、素材のひとりひとりはどこか顔のパーツが個性的で、平均値からさまざまな方向に逸脱しているのでしょう。平均化の過程でその特徴が相殺され、“キレイだけど凡庸な男”になってしまったのかもしれません」(『瀬山(p<.05)』さん)

※鈴木保奈美さんの出演作品名を訂正しました(2017年5月31日16時27分)