写真はイメージです

なかなかとれない「ツライ」疲れ。その原因はスマホやパソコンにあった!!

 四六時中スマホに見入ってしまってはいませんか?

 今やパソコンやタブレットなしでは仕事は用をなさないでしょうし、通勤時間やお昼休みもパソコンやスマホを常に見ている状態が続き、目を使いすぎていますよね。

 こんな状態が体に影響を及ぼさないわけがありません!

 とくに眼精疲労が著しく、頭痛や肩こり、心的ストレスなど全身に症状を引き起こしてしまいます。

 人間の目は、活動時には交感神経を上げて遠くに焦点を合わせ、夜や休憩時には副交感神経を上げて近くに焦点を合わせるようにできています。

 ところが、現代人は活動時に遠くを見るなどということはありません。なぜなら、近くのパソコンやスマホを固定された距離で長時間眺めているからです。

 この状態が長く続くと、自律神経が疲弊し、眼精疲労が引き起こされるのです。

 眼精疲労がたまると、血圧が上がり交感神経の強い緊張状態となります。疲れがどんどんたまって、全身の血流が滞ってしまいます。

 パソコンはテレビと違って集中して凝視するので、目にかかる負担がテレビを見るときの二倍と言われています。また、ドライアイの原因にもなってしまいます。これを避けるためには、まず適度に休憩をとり、目を休めてあげることが大切です。

 パソコンの連続使用時間は一時間と決め、合間に10分から15分の休憩をとるように心がけましょう。

当記事は「BUSINESSLIFE」(運営:ビジネスライフ)の提供記事です

要注意!ストレートネックの恐さとは?

 ストレートネックというのはご存知でしょうか?スマートフォンもアイパッドもなかった時代に、「マウス症候群」と呼ばれる障害が話題になりました。

 長時間パソコンを使用している人に見られる症状で、右肩が前方に傾き、右胸の筋肉が拘縮し、右肩甲骨と背骨の間に痛みが現れるというものです。この状態を固定化していたのが、長時間のマウス操作だったのです!

 最近でよく見られるのが、スマートフォンの使い過ぎによる「スマホ症候群」。スマートフォンを使う際の不自然な姿勢によって生じる次のような症状を指します。

(1)ストレートネック

(2)スマホ肩・スマホ肘

(3)眼精疲労

(4)長時間座る姿勢による弊害

 このような上記4つの症状があげられています。この中でも、注目されているのがストレートネック!これは本来カーブしているはずの頸椎がまっすぐになっている状態のことを指します。

 人間の背骨は、横から見ると前へカーブしている部分と後ろへカーブしている部分が拮抗したバランスで頭部を支えています。これがスマホを見る姿勢が固定化されることにより、顔の位置が正常よりも前に出てしまい(猫背状態が固定化)、正常なカーブがストレートになるというわけです。

 

ストレークネックがもたらす症状とは?

ストレートネックになると、次のような症状が現れます。

・首を動かすと違和感がある

・つらい肩こり

・頭痛

・手、腕の痛みやしびれ

・めまい、吐き気

 このような上記5つの症状があげられています。さらには、心的なうつ症状もこの頸椎が圧迫されているのが原因であるとする医師もいます。

 背骨が生理的なカーブを描いている本来の正しい姿勢を意識するとともに、仕事の合間に、次のようなリセットエクササイズを行いましょう。

リセットエクササイズで歪みを解消しましょう!

 誰でもできる簡単なリセットエクササイズのやり方をご紹介します。

「胸そらし」

(1)立ったままてを後ろに組みます

(2)大きく息を吸い込み、肩甲骨を寄せるイメージで胸をそらしながら首を後ろに倒します

(3)ゆっくりと息を吐きながら、元の姿勢に戻ります

「猫背リセット」

(1)イスに座り両腕を上に上げます

(2)そのまま5秒間キープしたら、ゆっくりと胸を下ろします

(3)下ろした手を太ももの上に置き、5秒静止します

 空いた時間を利用して、歪みを解消しましょう!

やめられない・・・SNS依存症になってはいませんか?

 ある調査によれば、「睡眠不足で仕事に支障が出ていますか?」という問いに対して、「毎日のように出ている」と「時々出ている」を合わせて、56%の人が支障が出ていると答えています。

 この睡眠不足の新たな元凶として大頭してきたのが、「SNS依存」です。

 SNSは双方向のコミュニケーション。いったん関係ができると、理由なく離れるという事が心理的に難しくなってしまいます。ついついチェックしてしまい、書き込んでいるうちに夜更かししてしまうのです。

 デジタルデトックス(情報遮断)という言葉があります。

 家族や友人と一緒に過ごす時間を確保するために、ITデバイスから離れるという意味を持ちます。強制的に情報デバイスが手にできない状態になることで、外的刺激から距離を置き、身近な人や周囲の環境、自らの内面と静かな対話が始まります。また、一度時間を断つことで、本当に必要な情報が明確になるというメリットもあります。

あなたは大丈夫?スマホ依存度をチェック!!

 スマホ依存、SNS依存がある限り、慢性的な睡眠不足やストレスから逃れることはできません。そこで、下記の9つのチェックリストであなたのスマホ依存度をチェックしてみてください。

(1)食事中にスマホを見ていることが多い

(2)スマホの電波の届かないところには行きたくない

(3)家族や目の前の人とは会話せず、スマホのチェックに没頭する

(4)着信していないにもかかわらず、着信音が聞こえた気がする

(5)フェイスブックに書き込むネタを作るために行動することがある

(6)SNSがなかったら人間関係がなくなると感じている

(7)会議や宴会中も、フェイスブックやツイッターが気になりスマホを見てしまう

(8)時間の浪費になるのでやめようと思うがやめられない

 いかがでしたでしょうか。(1)~(7)の5つ以上当てはまれば要注意!(8)も当てはまるならば、専門的な対処が必要です。

『明日に疲れを持ち越さないプロフェッショナルの仕事術』渡部卓著( Business Life) ※画像をクリックするとamazonの購入ページにジャンプします

スマホ依存にならないために自分に対してルール化しましょう!

(1)一日の使用時間を定める(1時間~2時間)

(2)アラートでタイマーを活用する

(3)不要なお気に入り登録を削除する

(4)ベッドにスマホを持ち込まない

(5)むやみにバッテリーや充電器を持ち歩かない

(6)リアルタイムの受信通知を行わない

 このように自分にルールを化し、少しずつスマホを使う頻度を減らしていきましょう。

スマホ依存から抜け出そう!

 現代ではスマホ依存やSNS依存から抜け出すのは中々難しいですよね。しかし、ずっと依存の状態が続いてしまうと体に多大な影響を及ぼしてしまいます。少しづつでいい・・・出来ることから始めてみませんか?