渡辺謙

 女優・南果歩が主演するドラマ『定年女子』(NHK)が7月9日からスタートする。

 4日に行われた試写会後の会見に登場した南は、「心身ともに落ち込んでいた」と3月下旬に報じられた夫・渡辺謙不倫報道後、初めて心境を語った。

 南が演じるのは夫の浮気が原因で離婚したシングルマザー。仕事も子育ても両立してきたが突然、役職定年を言い渡されるという役どころだ。

「収録が始まったのは不倫報道の後ですからね。昨年、乳がんの手術を受けて闘病している間に、夫が不倫していたわけですから、落ち込むのは無理もありません。

 皮肉にも現実と似た環境の役柄でしたが、本人はそれで逆に開き直ることができたようで『落ち込んでいた時期にこういう作品に巡り会えたのも、神様が引きあわせてくれた素晴らしいご縁』と元気を取り戻せたそうです」(テレビ誌記者)

 一方、渡辺は先日、来年のNHK大河ドラマ『西郷どん』に島津斉彬役で出演することが発表された。

「本来は4月に行われた主要キャストの会見に渡辺も参加する予定でしたが、渡辺サイドから『マスコミ対応をするまで待ってほしい』との申し入れがあったそうです。

 渡辺は不倫報道後に『改めてきちんと対応します』といったものの、いまだにコメントも会見もないままです」(スポーツ紙記者)

 そんな中で妻の南が対応した形になったが「南の中では、まだ夫の裏切りに対する気持ちの整理ができずにいるようです」と明かすのは芸能関係者。

「CM契約など仕事上の事情もありますし、何よりまもなく出産を控えているにこれ以上心配をかけるのは心苦しいと思っているんです。不倫騒動以降、は渡辺からのメールなどに返信もしていないそうですから」

 一部では、都内の自宅から渡辺の身の回りの物が運び出され、別居状態が続いているとの報道もあり「Xデーは秋頃」(芸能関係者)との声も上がっている。

の出産、南の主演ドラマの放送終了後、さらに渡辺が大河ドラマの撮影に入るというタイミングで、何らかの結論が出るのではないでしょうか」(前出・同)

 出演する『定年女子』について「50代はここからが自分の人生の彩りを増やしていく時期。いかに自分の人生を立て直すか。人生を振り返って、どこまで腹をくくれるか」とコメントした南だが、 選択肢の一つに“定年離婚” もあるのだろうか。