「10月2日の午後1時ごろの京都駅には、おふたりを待つ100人ほどの人々が集まっていました。“雅子さま〜!”と声をかけられると、振り返りながら笑顔で応じられる姿は、とてもお元気そうに感じました」

 そう話すのは、とある皇室担当記者。当日はあいにくの雨でどしゃぶりだったにもかかわらず、車に乗り込んでからも窓を開け、奉迎に笑顔でお手ふりされていたという。

 10月2日〜3日の日程で京都府を訪れた皇太子ご夫妻は、3日に京都市で行われた『科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム』の閉会式に臨席された。

 新幹線で京都駅に到着したあとは、京都市内の二条城をご視察。当日、おふたりを案内した二条城事務所の北村信幸所長に話を聞いた。

両殿下は国宝に指定されていて6つの棟から成り立つ『二の丸御殿』を40分ほどかけて見て回られました。

 虎の障壁画をご説明した際に虎の顔に注目された雅子さまは、“とても優しい表情をしていますね”と感想を述べられていましたね。

 ご休憩が2度あり、事務所の職員がお茶を出させていただいたのですが、お気遣いいただいたようで、お茶をすべて召し上がられたことに感激いたしました

 二条城では身を乗り出す場面もあるほど、丁寧に説明を聞かれていた雅子さまからは終始、“お心遣い”を感じたという。

 今回の京都府への訪問以外にも、9月2日〜3日には奈良県で開催された『国民文化祭』『障害者芸術・文化祭』にも出席されるなど、積極的に地方公務に出向かれている雅子さま

「9月3日には、王寺町の福祉センターで地元小学生のハンドベル演奏を楽しまれました。雅子さまはハンドベルを借りて試されると、“鳴ったわ”とうれしそうにされていたのが印象的でしたね」(前出・皇室担当記者)

 このような宿泊を伴う地方訪問は、都内の公務よりも負担が大きくなるという。