スペシャルQ&A【植原卓也編】

――太田さんには言ってないけど、感謝していることは?

植原 二人で話したときに「たっくんは、ミュージカルでダンスとか歌とかができるっていうのは、いい武器だよね」というようなことを真正面から言ってくれて。改めて同世代の役者にそう言ってもらえて、自信がついたというか、“そっか、自分にはそういうものがあったんだなって、もっとそれを伸ばしたいな”と思えました。あと、僕はやっぱり褒められるのが好きなんだなと思いました(笑)。でも、それが最近ファンの方にバレ始めてて、いただくファンレターがもう褒め倒しなんです(笑)。たまに読むのが恥ずかしくなるくらい。

――太田さんに直してほしいところは?

植原 直してほしいところはないです。でも、もっくんは本当に低姿勢だから、何でも「自分なんて……」って言うんです。何においても謙虚すぎるので、逆に「俺、ここマジすごいでしょ!」というようなところを、一回見せつけてほしい。ここは負けないみたいなことを、堂々と言ってほしいな。みんなに無理だったら、まず俺にだけでもいいから。

――太田さんのトリセツを教えてください!

植原 もっくんは、おしゃれが好きなので、彼の洋服のことを言うと喜ぶかもしれないです。もっくんが着てるものに対して、何かコメントすると「最近、買ったんだよ~」って、すごくうれしそうにしてくれるんです。あとは、くだらない話とかもすごく好きですね。誰かのちょっとした失敗談とか面白いエピソードとか、そういう話を無邪気に楽しむんです (笑)。『スカピン』のときも、楽屋で一番最後まで笑ってるのは、もっくんだったりしましたね。

植原卓也 撮影/廣瀬靖士

――何フェチですか?

植原 強いて言うなら脚かな。特別なこだわりはないのですが、歩いているときとか、たまに見ちゃいますね。やっぱり男性とは違ってセクシーですよね。長いスカートで脚を隠してる方って、それがファッションだったらいいのですが、ぜんぜん隠さなくていいのにって思います。どんな脚でも女性の脚って魅力的だと思うので、自信を持って出していいと思います。

――仕事や人間関係など、頑張ってもうまくいかない友人にかける言葉は?

植原 「自分も同じ感じだよ」と伝えます。それで一回、同じ感覚になって。「だけど自分もそこで戦ってる」というのを話したら、友達もそうやって戦ってるんだから、自分も戦わなきゃなと思ってくれるかなって。例えば上司の話だったら、あんまりその上司のことを悪くは言わないです。友達にまで悪く言われたら、“アイツも嫌だと思うような上司と毎日会わなきゃいけない”と思ってしまって余計に毎日が辛くなると思うので。「まあそんな人もいるよ」というような感じで、「一緒に頑張ろうな」って。男友達だったらスパッと話して終わるかな。女友達だったら? それはすごく長い時間をかけて解決してあげます(笑)。

――今まで観た舞台作品で、一番印象に残っているものは?

植原 印象的というか、自分の中で経験したことがなかったのは、2年半ほど前にニューヨークに1か月滞在していたときに観た『キンキーブーツ』です。カーテンコールで勝手に涙が溢れてきちゃったんです。最後みんなで歌って終わるところで、びっくりするぐらい泣いてしまって。みんなが手拍子しているときかな、その空間の力で、グワ~って感情が溢れてきた感じですね。

 これは今でもなぜかわからないんですが、自分で感じているのは、初めてこんなところまで1人で来て、チケットを取ってミュージカルを観て、僕も日本でこういうのやってるんだなとか、母親も心配してるんだろうなとか、そういういろいろな気持ちが交錯したのかなって。貴重な涙でした。なので、人によっては僕が出演している舞台を観て、泣いてしまう人がいるということもあるんだなって知ることができました。どんなところで人は感動するかわからないし、人それぞれだなと学びました。

――今、ハマっていることは?

植原 意外だと言われるんですが、料理です。料理をするようになったのは、健康を気にし始めたからかも。やっぱり舞台とかいろいろなことをさせてもらうようになって、健康にすごく気を使われてる先輩を見るようになったっていうのもすごく大きくて。それで、ちょっと意識するようになったら、意外と自分は料理できるなって。ハマってるというほどでもないんですが、週の半分くらいは料理しています。最近美味しくできたのは、イタリアントマトラーメン。あとはパスタも作りますし、鮭といっぱいキノコが入ってる炊き込みご飯とかも作りました。ネットで見て、これいいなって思ったら材料を買い集めて、レシピ通りに作ればけっこうできます。