紅白司会者のふたり

 130年ぶりに東京に初雪が舞った昨年の大みそか。今年9月での引退を発表していた安室奈美恵の出演が急きょ決定。ソロでは、2010年以来となった桑田佳祐も、連続テレビ小説『ひよっこ』の企画に特別出演するなど、話題は多かった『NHK紅白歌合戦』だが、視聴率は歴代ワースト3位の39・4%とふるわなかった。

「欅坂46のメンバー3人が、総合司会の内村光良さんとコラボで『不協和音』を披露した際、過呼吸となり倒れてしまいました。待機していた看護師の手当てでその後、回復しましたが、ちょっとヒヤッとした場面でしたね。

 レコード会社関係者は“紅白にかける思いが強すぎて、このような症状になった”と話していました」(スポーツ紙記者)

 1年の集大成として、それぞれが強い思いをかける紅白歌合戦。現場ではカメラに映らなかった名&迷(?)場面が─。

 まずは総合司会の大役を担った内村。

今回の台本は、内村さんの部分だけセリフが書いていないことが多く“内村リアクション”“内村自由に”など、かなり内村さん任せの部分が多いものだったんです。

 芸人さんがムチャぶりをされることは多いですが、本番ではアドリブでさすがの対応力でしたね。リハーサルで全治3週間の捻挫をしてしまいましたが、ケガをおして大好きな欅坂46と激しいダンスをコラボしたのも“プロ根性”を感じさせました」(同・スポーツ紙記者)

 グループごとにさまざまな顔を見せたジャニーズ勢。Sexy Zoneの中島健人は、リハから本番さながらの熱演をしてみせた!

「客席にいたスポーツ紙のカメラマンたちにも、振り向いてピースやウインクなど本番と同じサービスをしていましたね。リハなのでスタッフと関係者しか席にはいないのですが“一緒に手拍子して!”と呼びかけていましたよ」(同・スポーツ紙記者)

 スタッフが手拍子をすると客席に笑顔を向け、最後は関係者しかいない客席に手を振りおなじみの、

「Sexyサンキュー!」

 ステージを降りてからも、

「盛り上がるなら、なんでもします!」

 と、颯爽と廊下を歩き控室へと戻っていった。