《今でもその二人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をするべきだと思います》

 11月30日に53歳のバースデーをお迎えになるにあたり、記者会見で眞子さまの結婚延期に関して、こう述べられた秋篠宮さま

《やはり多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約にあたる納采の儀というのを行うことはできません》

 続けて、こう発言された殿下の胸の内は“父親”として、複雑な思いを抱えられていることがうかがえる。

眞子さまの結婚延期に関して、秋篠宮さまが公の場で発言される初めての機会でした。そんな貴重な場で、今夏にあった“現状では、一般の結納にあたる『納采の儀』を行えない”という新聞報道を裏づけされたのです。

 お誕生日の会見で、ここまで踏み込んだ発言をされたことから、小室圭さんへの“最後通告なのでは?”と、記者の間で衝撃が走っています」(皇室担当記者)

 昨年12月に『週刊女性』がスクープした、小室さんの母親が元婚約者との間に抱える400万円超の借金トラブル。

 “それ相応の対応”とは、「贈与なので問題ない」と主張する小室さんに、経緯に関して国民にきちんと説明してほしいというもの。しかし、一向に動きを見せない小室さんサイドに対して、もどかしい気持ちをお持ちなのだろう。

『大嘗祭』への苦言

現在の天皇陛下が皇居で『大嘗祭』に臨まれた様子('90年11月)
現在の天皇陛下が皇居で『大嘗祭』に臨まれた様子('90年11月)

 さらにもうひとつ、この会見に出席した記者たちも驚いた“ご意見”が飛び出した。

「来年5月に即位する新天皇が五穀豊穣を祈る皇室行事『大嘗祭』にかかる費用を、公費で賄うことは適当ではないとおっしゃられたのです。

 平成の大嘗祭では、総額約22億5千万円がかかりましたが、秋篠宮さまは“内廷費で挙行できる範囲の儀式にするべき”という主旨のご発言をされました。つまりは公費ではなく、ご自分の収入から支出するべきというお考えなのです」(同・皇室担当記者)

 来年11月に行われる見通しの同行事だが、殿下はこうも苦言を呈された。

《そういう形で行うのが本来の姿ではないかなと思いますし、そのことは宮内庁長官などにはかなり私も言っているんですね。ただ、残念ながらそこを考えること、言ってみれば話を聞く耳を持たなかった。そのことは私は非常に残念なことだったなと思っています》

 “異例”のご発言から間もなく、山本信一郎宮内庁長官は記者会見で、「政府の方針に従って準備を進める」と話し、平成と同じように公費で費用を賄うことを念押しした。