「例えば、秋篠宮家の職員が仕事をしていると、殿下と紀子さまの指示がそれぞれ違うことがあり、怒られることが多々あるそうです。

 眞子さまの結婚問題が勃発して以降、ご夫婦の間にすきま風が吹いていることも原因だとは思いますが、意見が統一されていないのは問題だと思います。

 皇嗣家となることで職員も大幅増員されますが、宮内庁職員の間では“秋篠宮家に異動になるのでは……”と、戦々恐々なんですよ」(前出・宮内庁関係者)

重要なポジションにふさわしい警備は……

 さらに、皇太子待遇になる殿下の“ご意向”に周囲は困惑しているそう。

秋篠宮さまは『皇嗣』になってからも、以前と同数程度での警備を希望されているそうです。

 表向きは警備が多いと国民に迷惑をかけるからというものですが、本当は“動きづらくなり自由度が下がる”などのお気持ちがあるのではとささやかれていますよ。

 皇太子待遇という重要なポジションになられる方の警備を、今までと同じようにというのは現実的に難しいと思います」(前出・秋篠宮家関係者)

 海外を訪問される際にも、秋篠宮さまの“自由なご意思”が反映される見通しだ。

「お代替わり後の6月、秋篠宮ご夫妻はポーランドとフィンランドを公式訪問されますが、民間機を利用されるそうです。しかし、皇太子さまは海外に行かれる際には警備上の問題もあり、政府専用機を使われていたんですよ」(前出・皇室担当記者)

平成では両陛下が中心となって皇室がまとまっていたが「令和時代」では……(3月29日)
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発表会で佳子さまが披露されたダンスなど

 宮内庁ОBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんは、秋篠宮さまのお立場の変化について次のように話す。

「秋篠宮殿下は皇嗣という皇太子と同等の重い立場になられます。それに伴いお手元金となる皇族費は3倍に、お付きの職員数は東宮職と同程度、お住まいは改修等がされて東宮御所と同規模になります。警備の人数は具体的にはわかりませんが、お立場を考えれば当然増えるでしょう。

 しかし、宮内庁では飛行機や列車は今までと同じで、一般の人と一緒に乗っていただく方針ですから、移動手段に関しては皇太子待遇とは言えません

 この様子だと秋篠宮家の“暴走”ともいえる行動は、新時代でも変わらない可能性が高い。

「皇太子ご夫妻は少なくとも今年中は即位関連の行事で手いっぱいとなることが予想されます。その間、秋篠宮家が抱える問題を話し合う時間もないので、しばらくは現在の状況が続くことになるでしょう」(前出・皇室担当記者)

 皇后をまっとうする気持ちの雅子さまを脅かす事態にならなければいいのだが……。