【5】数量の限定
「数量限定」は、どのぐらいの数を持つかを決める習慣。最適な数を把握しておくことで、必要以上にモノを増やすことを防ぐことができ、管理の手間やコストも減らすことが可能に。

「ライフログ」をつけて必要な数を把握する

「服、靴、本、食器など、それぞれいくつ持っていれば幸せかを見極めて、必要数を決めてしまうのです。例えば服なら何日着ているか記録する“ライフログ”をつけて、数量の最適化を行います」

 必要数を決定するコツは、モノを買うとき、機能性をとにかく重視する、衣類は自分のテーマを決めてしまうことも手だが「私たちが何かを選ぶとき、即決できるのは3つまで。普通の人が頭の中できちんと認識し、比較できるのは3つが限界。ですから最適数に迷ったら、3つ残すのがおすすめ」

1.自分のテーマを決める
ファッションをコンサバ系に決める、自分のスタイルを決めると持ちモノを絞りやすい
2.2つ以上の機能を持つものを選ぶ
持ちものの数を減らすためには、1枚で2シーン活用できるなど、機能性を重視することも大切
3.数を3つにしぼってみる
いくつ残すか、最適数に迷ったら即決しやすい数である、3つ残すのがおすすめ

【6】自然に片づく「香り」と「聖域」
 簡単なのに効果的。散らからない部屋にするちょっとしたテクニックをご紹介。+アルファの片づけ習慣として、ぜひ覚えておきたい!

香りや「聖域」の効果で無意識のきれいに働きかける

散らかってしまいがちな場所には、石けんのような清潔感を連想させる香りを漂わせておくと、それだけで散らかりにくくなるという研究結果が報告されています

 例えばリビングにモノを置きっぱなしにしがちなら、そこにアロマを焚く。自分の清潔感をイメージする香りを選ぶのがポイント。

 また家の中で1か所だけ、いつでも完璧にきれいになっている「聖域」を作っておく。「不思議なことに、“聖域”を作ると、家全体が常にある程度片づいた状態になリます。人は無意識のうちに、そこに合わせて家の中を整えようとするのです」寝室を聖域にしておけば、眠りの質も高まるのでおすすめです。