前髪ぱっつんの金髪ボブの小室哲哉は、ジェンダーレスなのか、自然にそうなってきているのか、たまたまそう見える写真だったのかわからないが、加齢とともに中性化する現象とは一体なんなのだろうか。健康に詳しいライターによると、断言はできないとしつつも、ホルモンのバランスの可能性をあげる。

丸みを帯びた“かわいいおばさん”

「男性は男性ホルモン『テストステロン』、女性は女性ホルモンの『エストロゲン』が、それぞれの更年期あたりで個人差はありますが減少していきます。加齢によるそれらホルモンの低下は、中性化がすすむ理由のひとつではないでしょうか。

 男性ホルモンの低下にともなって筋力も低下します。全体的にゴツゴツした雰囲気が薄くなっていくことも、一部の男性が全体的に柔らかな雰囲気になっていく理由として考えられます」

 また加齢とともに、男女を“意識”しなくなることも影響しているという。さらに時代のせいか、“男だからマッチョ”的なものを求めない風潮もあると推察する。

「今の時代、“男的”なものをアピールすると叩かれたり敬遠されることもある。自然とそういう環境に適応していくことで、おばさん化していく男性が増えていくのではないでしょうか。小室さんも若いころから美意識が高い方なので、加齢による変化とともにやや丸みを帯びて“かわいい”と言われるようになったのかもしれませんね」

 かわいいおばさん化することで、生み出す音楽にも新たな進化があるかもしれない。

〈取材・文/渋谷恭太郎〉