スポンサーを探す母親

「香川さんは昼の部の『鞘當』で、市川猿之助さんと1日交代で出演していましたが、居心地が悪いのか舞台裏ではとにかく目立たないように、おとなしくしていました。舞台復帰は時期尚早だったかもしれません……」(共演した歌舞伎俳優)

 そもそも今回の復帰は本人の望む形ではなかったようだ。

「香川さん自身はまだ自粛したほうがいいという考えだったみたいですが、市川團十郎さんの強い希望で今回の出演となったそうです。香川さんは歌舞伎役者としてはキャリアが浅いですが、現代劇で培った演技力は梨園でも高い評価を受けています。これからの歌舞伎界を背負う立場である團十郎さんとしても、早く復帰して一緒に歌舞伎界を盛り上げてほしいと考えたのでしょう」(同・共演した歌舞伎俳優)

 香川の現状を見過ごせないのは歌舞伎界だけではないようだ。

「香川さんの実母である浜木綿子さんが、元宝塚女優という肩書を活かして新しいスポンサー探しなど、精力的に動いているそうです。彼女は御年87歳ですが、女手ひとつで香川さんを育てあげましたからね。いくつになっても可愛い息子なのでしょうね」(広告代理店関係者)

 窮地に陥っても支援の手が差し伸べられる香川。やはり、“芸は身を助け”、“親思う心に勝る親心”ということか。